
但馬には次のサクラが自生している。
キンキマメザクラ、ヤマザクラ、エドヒガン、オオヤマザクラ
ウワミズザクラ、イヌザクラ
行が分けてあるのには理由がある。花の付き方が違う。上は、いわ
ゆる普通のサクラ。ソメイヨシノと同じである。下は、穂のように花
をつける。ユキヤナギを想像してもらうといい。
さて、写真は、ヤマザクラである。ソメイヨシノが江戸時代の終わ
り頃に見いだされ、以後急速に広がって、サクラ=ソメイヨシノとな
るまでは、サクラ=ヤマザクラだった。(日本でも北の地方は、サク
ラ=オオヤマザクラだったところもある)和歌にあるサクラは、ヤマ
ザクラと思って大きく間違わない。残りのサクラもヤマザクラが親の
一部になっているサトザクラなので、サクラ=ヤマザクラとしておこ
う。
但馬で最初に咲くのがキンキマメザクラ。次が、ヤマザクラとエド
ヒガンで、同じ頃に咲く。ソメイヨシノもほぼ同じである。エドヒガ
ンは稀なサクラとされ、兵庫県版レッドデータブックでは希少である
というCランクになっている。しかし但馬にはぼちぼちあると私は思
っている。
ヤマザクラとエドヒガンは遠景でもある程度見分けられる。写真は
数百m先の山に咲いているヤマザクラである。ヤマザクラは、花と同
時に葉が出てくる。色は薄い赤である。一方、エドヒガンは、花だけ
が咲き、葉は同時には出てこない。稀に出てくる樹もあるが、この葉
は薄い緑色をしている。木の葉の存在で、遠くから見るとヤマザクラ
は赤く、エドヒガンは白く見える。花が散ってもしばらくはヤマザク
ラは葉の色で場所がわかる。
花期に白い花をつけているサクラを探し、地図に印をつけ、エドヒ
ガンの候補とする。葉が展開すると確認に行く。エドヒガンの葉は、
他のサクラとは全く異なっている。これで、確定する。
是非とも、調査をして教えていただきたい。
ソメイヨシノ、ヤマザクラ、エドヒガンが完全に散ってしまった頃に
山でサクラが咲き始める。これはカスミザクラである。
at: 2002/04/04(Thu)