
今回はエドヒガン。
写真は花が終わりかけ、葉を広げ始めているエドヒガンである。ヤ
マザクラのところで書いたが、ヤマザクラが赤い葉をつけるのに対し
て、エドヒガンは緑の葉をつける。
写真の樹は、竹野町にある「おまきざくら」と呼ばれる特別な樹で
ある。『但馬の巨木』の数値を信じるならば、兵庫県で最も太いサク
ラである。しかし年々弱ってきているようで、10年ほど前に撮った
写真と比べると気の毒なくらい幹の中がボロボロになっている。あと
何年生きるのだろうかと心配になる。
エドヒガンは、巨木になる。『日本の巨樹・巨木林(全国版)』環
境庁(1991)によると最大のものは、鹿児島県大口市奥十曽にあ
り、幹周りが21mに達する。これは、全樹種を含めても全国第3位
の巨木である。
大屋町には、国の天然記念物になっている樽見の大ザクラ(幹周り
約6m)がある。近年になって大屋町でほぼ同じ大きさのエドヒガン
が発見されている。
ヤマザクラにも巨木になるものがある。兵庫県で一番の巨木は、日
高町知見の山の上にある。幹周り6m17cmである。この木も弱っ
ていて枯れそうである。おまきざくらの隣の谷に同じくらい大きなヤ
マザクラがあるそうだが私はまだ見ていない。
シダレザクラはエドヒガンから見いだされたものである。シダレザ
クラの葉を覚えておくと、エドヒガンがわかる。なかなか特徴的な葉で
ある。
at: 2002/04/08(Mon)