アカトンボの仲間(1)

アキアカネとナツアカネ

秋はアカトンボの季節です。日本に分布するアカトンボは約20種。そのうち豊岡で見られるのは約10種。それぞれ住む場所や生態が少しずつ違っており、アカトンボを通して自然の多様性や変化を実感できます。今回は、水田とその周辺で見られるアキアカネとナツアカネを紹介します。

トンボ科アカネ属
 1 アキアカネ 水田とその周辺 以前よりは減少しているが、維持されている
 2 ナツアカネ 水田とその周辺 近年やや増えている
 以下のアカトンボは、丁寧に探すと見つかる
 3 ノシメトンボ 一時的に水田とその周辺に増えていたが、現在は見ない
 4 コノシメトンボ 池やその周辺で見られる
 5 キトンボ 池で見られる
 6 ネキトンボ 池で見られる
 7 リスアカネ 丘陵地の池など
 8 マユタテアカネ 里山の谷間
 9 マイコアカネ 平地の池など 豊岡では近年見ない
 10 ヒメアカネ 湿地で見られる
 11 ミヤマアカネ 山間の水田など 

アキアカネ♂(左)とナツアカネ♂(右)
ナツアカネは顔から胸まで真っ赤になります。アキアカネは腹部のみ赤くなります。
どちらも、6月から7月に羽化し、アキアカネは高い山へ、ナツアカネは里地近くで夏を過ごし、秋に水田に戻ってきます。産卵された卵はそのまま越冬し、春に孵化します。

アキアカネ♀(左)とナツアカネ♀(右)
どちらも雄ほど赤くなりません。よく似ていますね。

左はアキアカネ、右はナツアカネ
胸の真ん中の黒いラインが尖っているか、切断されているかの違いが区別点

アキアカネの産卵。泥の見える小さな水たまりにお尻をつけて産卵します。秋に田んぼが完全に乾いてしまうと、産卵する場所がなくなります。

ナツアカネの産卵。草の隙間にパラパラと落とします。水がなくても産卵します。

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