コウノトリ市民研究所 2002年度総会(結果)
日 時:2002年4月21日14時〜16時 場 所:豊岡市立 コウノトリ文化館研究室 出席者:浜田、佐竹、松島、上田、菅村、小島、高橋、大槻、岩本、稲葉 1 代表あいさつ 上田代表:コウノトリ市民研究所は生き物が身近な生活、体験として調査実証する。 その延長上にコウノトリがある。生き物地図作り、ビオトープ作り、里山遊び、義務 的にならないように自分のやりたいことを集まってやり、目的を達成していければと 考える。 2 来賓あいさつ 浜田館長:本年度より新たな体制となってコウノピアを運営していく。コウノピア も市民研究所と一体となって頑張っていく所存であるのでよろしくお願いしたい。 佐竹課長:本庁のほうでコウノトリ、環境関係の総合調整をすることとなった。コ ウノトリの関係の行政の筋道をきっちりと作っていきたい。また、市民研究所の会 員としても参加してまいりたい。 松島氏:3月でコウノトリ増殖の現場を離れ、4月よりコウノピアに常駐すること となった。本日市民研究所の会員にもなったのでよろしくお願いしたい。 3 議事 議事進行:菅村 事務局説明:稲葉 (1)2001年度活動報告および決算について 決算については、年度ごとの事業との関連が明確になるよう、支出発生時では なく債務確定時の年度で整理する。 (2)2002年度活動方針および行事予定について 海の関係が弱いので、7月に竹野シュノーケルセンターと連携して観察会等を 企画する。 田んぼの学校は、パークボランティアのやろうとしているセーバー事業と競合 しないように、生き物調査の延長として環境教育を行う。基本的には昨年の公開 調査のスタイルの延長で行う。 コウノピア生態展示は固く考えず、コウノピアと持ちつ持たれつで行う。 コウノトリの郷づくりを語る会(仮称)はたんしん基金のひも付きではなく、 今後実施方法を検討する。 (3)2002年度予算案について ホームページサーバー使用料を追加。 たんしん基金助成金はコウノトリを語る会の事業費ではなく生き物地図の作製費 とする。 ボランティア保険は年間一括ではいるよう調整する。 予算についても、年度ごとの事業との関連が明確になるよう、支出発生時では なく債務確定時の年度で整理する。 (4)2002年度運営体制について 新たに食料局長と会計監査を置く。 代表 上田尚志 副代表 菅村定昌 事務局長 稲葉一明 情報局長 高橋信 食料局長 鳴海 会計監査 大槻秀治 (5)その他 田んぼの学校企画コンテストに入選すると使途が自由な20万円の助成が得られ る。入選時には別途協議する。 4 閉会 2001年度 主な活動 コウノトリの野生復帰を市民の立場から推進する。 豊岡盆地の生き物調査を通して自分たちの生活環境を見直す。 ・生き物調査:転作田ビオトープ・休耕田ビオトープの生き物調査、タンポポ調査、 メダカ調査、ホタル調査、セミの抜け殻調査、アカトンボ調査、冬鳥調査等 ・ビオトープ作り:休耕田ビオトープづくり、マツタケ山施業等 ・啓発活動:コウノピア生態展示、ネイチャークラフト等 ・イベントへの共催:コウノトリの農業を語る集い(10月21日コウノピア)、 但馬の自然を語る会(12月2日香住町) ・自然を食べる会:山菜、鹿、猪、熊、シジミ、イガイ等 ・情報発信: 「豊岡盆地の生き物地図2001(田んぼビオトープの生き物たち)」の発行 ビオトープ転作試験ほ調査報告書の発行 読売新聞「但丹のいきもの」の掲載 5月コガモ、イソヒヨドリ、ニホンミツバチ、6月タヌキ、チガヤ、ノゴマ 8月オオウラギンスジヒョウモン、ミシシッピーアカミミガメ、 9月アキノエノコログサ、10月セッカ、12月ホソバヒメミソハギ、 1月ミサゴ、マシジミ、ヒメオドリコソウ、2月タゲリ、ベニナギナタタケ 3月ケアシノスリ 計17本 ホームページの立ち上げ運営(6月21日開設) eグループ「stork」の運営 ・他団体との交流:お米の勉強会とエコマネーの実験 ・主な活動記録 2001年 毎月第4日曜日定例調査、作業(2月のみ第3日曜) 4月22日 タンポポ調査、山菜を食べる会、総会 5月27日 シジミを食べる会 6月3日 メダカ調査 6月21日 ホームページの開設 6月24日 イガイを食べる会 6月20−30日 ホタル調査 7月29日 夏休み生き物調べ 8月19日 セミの抜け殻調査 8月26日 夏休み生き物調査2 9月24日 半坂池の希少動植物を守る作業、ブラックバス退治 10月21日 赤とんぼ調査、コウノトリの農業を語る集い 10月28日 猪鍋、鹿焼肉を食べる会 11月25日 マツタケ山施業、 鹿魚鍋を食べる会 12月2日 コウノトリの農業を語る集い 12月9日 ツルカゴ教室・ネイチャークラフト、鹿鍋を食べる会 12月23日 反省会、夜間観察会、熊鹿魚の網焼きを食べる会 2002年 1月25日 鹿肉解体作業 2月10日 冬鳥調査、鹿鍋を食べる会 2月23−25日 高知県視察研修 2月21日 ブロイラー種鶏廃鶏解体 3月17日 キノコの種を植えよう、鹿猪鳥鍋を食べる会 3月24日 鹿猪鳥鍋、焼肉を食べる会 2001年度決算 <収入> 会費 72,000 @1,000円 助成金 700,000 サントリー世界愛鳥基金500,000 緑化推進助成200,000 原稿料等 127,600 読売新聞寄稿、写真使用(北星社)等 頒布代 2,500 生きもの地図売上 雑収入 15,512 預金利息58円、鍋募金15,454円 繰越金 846,167 2000年度より繰越 計 1,763,779 <支出> 印刷製本費 1,000,000 生きもの地図2000:800,000円 2001:200,000円 通信運搬費 42,680 ニュースレター郵送料 使用料 148,000 転作田借上げ 委託料 149,600 転作田維持・管理費 食料費 20,240 大鍋料理等 保険料 17,307 ボランティア保険 備品消耗品費 24,178 炭、コンロ等 負担金 2,000 農と自然の研究所会費 21,000 インターネット加入料 8,190 ドメイン登録 雑費 1,260 振込手数料 緑化推進費 200,000 特別会計マツタケ山施行等事業費 計 1,634,455 129,324円を2002年度に繰り越す。 2002年度活動計画 コウノトリの野生復帰を市民の立場から推進する。 豊岡盆地の生き物調査を通して自分たちの生活環境を見直す。 ・豊岡盆地の生き物調査実施計画 4月21日: タンポポ調査 5月19日: カエル調査 6月1日−30日:ホタル調査 8月18日: メダカ調査 9月22日: ヒガンバナ調査 10月20日: アカトンボ調査 2月9日: 冬鳥調査 その他夜間観察会等随時開催・7月:竹野シュノーケルセンターで海の観察会 ・田んぼの学校 田んぼビオトープの公開調査を田んぼの学校として行う。 年間スケジュール 5月26日(日):開校式。オタマジャクシとヤマアカガエルの上陸を観察しよう 。 6月23日(日):水生昆虫を観察しよう。トノサマガエルと遊ぼう。 7月28日(日):トンボと遊ぼう。ドジョウを探そう。 8月25日(日):田んぼで夏休みの生き物調べをしよう。 9月:29日(日):ミズオオバコやコナギの花を観察しよう。ギンヤンマを捕 まえよう。 10月27日(日):ゲンゴロウ、ガムシと遊ぼう。 12月22日(日):冬の田んぼをのぞいて見よう。 2月23日(日):アカガエルの卵を探そう。雪の足跡を探そう。 ・啓発活動:コウノピア生態展示、ネイチャークラフト等 ・イベントの実施: 兵庫水辺フォーラム(7月13,14日コウノピア、現地。共催) コウノトリの郷づくりを語る集い(秋、仮称) ・自然を食べる会:地元自然食材の大鍋、焼肉、てんぷら、そば打ち等 ・情報発信:「豊岡盆地の生き物地図2002」の発行、読売新聞「但丹のいきもの」の 掲載、ホームページの運営、eグループ「stork]の運営、FMジャングル生き物 情報の出演 ・定例調査、作業:毎月原則第4日曜日 郷公園のフィールドで ビオトープ作業(草刈、あぜ補修、道作り、) ビオトープ調査(時期あわせて転作ビオトープ、休耕田ビオトープ、里山の調査) 2002年度予算 <収入> 会費 70,000 1000円×70家族、個人 寄付等 1,000,000 サントリー世界愛鳥基金 200,000 たんしん基金 原稿収入 120,000 読売新聞 10,000×12ヶ月 領布代 5,000 生き物地図等売上 雑収入 15,000 預金利息、鍋募金等 繰越金 129,324 2001年度より繰越 計 1,539,324 <支出> 印刷製本費 700,000 生き物地図2002(サントリー世界愛 鳥基金500,000円たんしん基金200,000円) 通信運搬費 50,000 ニュースレター郵送料等 使用料 271,000 転作田借上げ(サントリー世界愛鳥基金) 250,000円 WEBサーバレンタル料21,000円 委託料 250,000 転作田維持・管理費 (サントリー世界愛鳥基金) 食料費 30,000 自然を食べる会経費 保険料 50,000 ボランティア保険 備品費 129,000 パソコン一式 消耗品費 20,000 調査用消耗品等 負担金 2,000 農と自然の研究所会費 雑費 10,000 振込手数料等 予備費 27,324 計 1,539,324