スミレノート
里のスミレはヒメスミレ、コスミレ、ノジスミレ、スミレ、ツボスミレ、アリアケスミレ。里山に入るとタチツボスミレ類、シハイスミレ。少し山奥に入るとスミレサイシン、草原にはニオイタチツボスミレ、アカネスミレ、アケボノスミレ、ヒゴスミレ、サクラスミレ。山地の尾根筋などにフモトスミレ。海岸にイソスミレ。それ以外にもナガハシスミレ、マルバスミレとかアオイスミレなど。変種や亜種を入れるともっと増える。春は3月下旬から5月中旬まで、スミレで楽しめる。

☆里のスミレ

ヒメスミレ
田んぼの畦道にもあるが、むしろ道端やコンクリートの隙間などにあるのが、ヒメスミレ。スミレより小さな花をつける。




 


スミレ
里の道沿いなどにある。山の草原にも多い。葉の形に特徴があり、葉柄部分に翼がある。紫色のきれいなスミレ。


 




コスミレ
このスミレの特徴は花が多い、開花時期が早い、などがある。家の周りの空き地など身近なところにある。








ノジスミレ
人里のスミレ。家の周りや畑の周辺などにあるが意外と少ない。




アリアケスミレ
豊岡盆地の田んぼの畦に多いスミレ。大きさは普通のスミレによく似ている。一面にアリアケスミレが群生することもある。

  



 
ツボスミレ
田んぼの畦にも、里山にも、どこにでも現れる。小さな花を咲かせるスミレ。





単独で株を作るより、群落を作るのが特徴。

☆山のスミレ

シハイスミレ

里山のスミレでこのタイプをシハイスミレと、とりあえず呼んでいる。あちこちにあるが、最近は数が減少したよいうに思う。特に妙楽寺などでは、たくさんあったのに、今はほとんど見られない。
   


 


タチツボスミレ
 
里山から但馬の山地まで広く分布する。
 


オオタチツボスミレ
やや日陰の部分に多い。距が白いのが特徴。

 
   
  

ニオイタチツボスミレ
ニオイタチツボスミレは、コンパクトで、かわいいスミレだ。やや乾いた草原にある、花の中央の白い部分がはっきりしている、花弁が重なる、などの特徴がある。一見無茎に見える。香りがする。


 
 

ヒゴスミレ
葉の形が特徴的。

 
 



アカネスミレ
一見コスミレかと思ったが、距が長い、毛があるなどの特徴からアカネスミレ。

  

 
同じスミレなのだがかなり色が鮮やか。撮影条件の違い。
フモトスミレ
このタイプは但馬の山地。シハイスミレとしたいところだが、花が小さく距の形jはかなり違う。フモトスミレ。

 


 


ナガハシスミレ
距が長い。山にある。




マルバスミレ
但馬の山地で見られる。白いスミレ。ツボスミレよりかなり大きい。






スミレサイシン
これも但馬の山地で見られる。日陰の湿ったところに多い。

 


アケボノスミレ
山地草原のスミレ。


 


サクラスミレ
山の草原。花が大きくて、スミレの女王と呼ばれている。どこにでもあるわけではない。




イソスミレ
但馬では1か所。海岸。