カエルノート
トノサマガエル
トノサマガエルの鳴き声はゲゲ・グググ・ゲゲ・グググ・・・。最近は田んぼでは、よく聞かないとわからないぐらいアマガエルに押されている。
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雄は黄緑色 雌は白の地に模様が入る
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若いオタマジャクシは目の幅の狭さが目立つ。後足が出る頃には背中の中央に線がはいる。
オタマジャクシの顔の比較
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トノサマガエル アザラシの顔 アマガエル ヘビの顔、目と目の幅が広い
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これは、ニホンアカガエル。トノサマガエルによく似ている。しかし、お腹がかなり黒い。
ニホンアマガエル
5月に田んぼに水が入ると、いっせいに鳴き出すのがアマガエル。ゲコゲコゲコと体に似合わず大きな声。鼻から目を通る黒い筋に注目。
アマガエルのオタマジャクシはかなり大きくなる。また尾の幅が広いのが特徴。
アマガエルは普通緑色です。青い色素と黄色の色素があって緑になります。ところが時々黄色の色素ができない個体が突然変異で生じます。右:2003年、久美浜町の小学生が見つけたアマガエル。
オタマジヤクシは背中の中央に斑点があるのも区別点。
田んぼのへりの草むらは、カエルだらけ。
シュレーゲルアオガエル
シュレーゲルアオガエルは木登りがうまい。大きな吸盤でどこでも登ってしまう。但馬の谷間の棚田には普通の種。豊岡盆地では平地でも鳴き声が聞こえる。ゲコゲコと鳴くアマガエルと違い、鳴き声はカラカラカラとやや上品。田んぼの畦に小さな白い泡の卵を産む。
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黄色の目が特徴
卵塊
木登りは得意
モリアオガエル
モリアオアエルは、目の虹彩部分が少し赤い。
卵は普通木にぶら下がるが、地表の草に生みつけることも多い。
アカガエル類ここにはニホンアカガエルとヤマアカガエルが住んでいる。早い年には1月の下旬に産卵が始まった。普通は2月の中旬ぐらい。年によって、場所によってかなりずれる。2月に産卵したニホンアカガエルは、5月の中旬から下旬にはカエルになる。
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ヤマアカガエル ニホンアカガエル
どこが違うかな。ニホンアカガエルは目の後ろの線が曲がらない。鼻先が尖り気味。脅かすと水に潜るのはヤマアカガエル。
ニホンアカガエルのオタマジャクシ。スマートでまとまった形をしている。
上陸したばかりのカエル
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ニホンアカガエル ヤマアカガエル
ニホンアカガエル・飼育
ニホンンアカガエルのオタマジャクシは、部屋の温度によって発育がまったく違う。初期の発生のスピードはストーブの入った部屋では驚くほどはやかった。その後の発育は日当たりの良い窓辺に置いた水槽で良好だった。餌はホウレンソウ、食パン、煮干。このあと、4月24日に最初のカエルが上陸した。
ウシガエル
先日コウノトリの郷公園前のビオトープで、写真のオタマジャクシがたくさん発見された。8月下旬という時期に田んぼで見られるオタマジャクシはウシガエルかツチガエル。いずれも産卵期は夏に及び、幼生は冬を越す。しかし、このビオトープで見られるカエルはヤマアカガエル、ニホンアカガエル、シュレーゲルアカガエル、アマガエル、トノサマガエル、ウシガエルで、ツチガエルは一度も見つかっていない。この特徴ある幼生はいままで何度か出会ったことがある。昨年の6月、六方川の浅瀬にかたまっていたオタマジャクシだ。状況からウシガエルということにしたいのだが確信がない。(写真左)
9月下旬に再び調査した。オタマジャクシはかなり成長し、模様もウシガエルらしくなってきた。もう確定してもよいだろう。いろいろな図鑑を調べたが、マダラ模様のオタマジャクシの写真がなく、よくわからなかった。(写真右)
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ウシガエルの成体の写真がなかなか撮れない。
若い個体。
これは、かなりでかい。
ツチガエル
ヌマガエル
豊岡盆地では出石の田んぼに行くとたくさん見られる。
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背中のいぼは多くない。体の下は白っぽい。
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秋になってかなり大きくなった。稲刈りあとの田んぼで暮している。
ヒキガエル
標高1000mの5月はまだ早春。林道の水溜りではヒキガエルの卵塊。紐のように繋がっている。
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これは、まだ小さな個体。
カエル調査
豊岡盆地のカエル調査をしました。
左:田鶴野 コンクリート水路ですが幅が広く、ウシガエルもいました。
右:一日市 ここは素堀の水路があり、水路と田んぼがつながっています。トノサマガエルがたくさん見られました。
福田の田んぼとシマヘビ。ここもトノサマガエルがたくさんいました。