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ナメコ  No.60



ナメコ  
(ハラタケ目 モエギタケ科)

 日本人はヌメリのある食べ物が好きらしく、ナメコも人気のある食材のようだ。市販されているものはおがくず栽培がほとんどで、傘の開いていない幼菌の段階で収穫してしまうから、小さくて可愛いらしい。
 晩秋から初冬の山を歩くと、野性のナメコに出会えることがある。大きく育った野生のナメコを一度食べたら、スーパーに並んでいる小さな栽培ナメコがかわいそうに思えてしまう。もっと大きくしてから食べてやらないともったいない気がするのだ。
 ナメコの傘は大きいものは8cm程度にまでなる。成熟した野生ナメコは風味が優れており少し山の香りがして、ナメコおろしやナメコ汁にすると、どう表現して良いのか分からないぐらい美味しい。
 広葉樹の倒木や切り株に群生しており、一度見つけると数年は採集できるし、寒い時期のキノコなので虫も付かず、4,5日置いて大きくしてから採ったりできる。とても嬉しいキノコだ。

コウノトリ市民研究所
研究員 稲葉一明   (1月25日掲載)
at: 2004/02/04(Wed)




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