冬の雑木林の住人ほとんどの虫たちが姿を消す12月、雑木林の林床をたよりなく飛ぶ小さな白い蛾がいる。フユエダシャクやフユシャクの仲間だ。コウノトリの郷公園でも11月のマツタケ山整備作業で山に登った時、おびただしい数の蛾を見た。12月のクラフト教室の材料を採りにあがった時も同じくらいいた。採集して図鑑で種名を調べてみるとクロスジフユエダシャクだ。成虫は11月から12月に現れ、幼虫はコナラやクヌギなどを食べる。飛ぶのは雄だけで雌は羽が退化して飛べない。たよりなく飛んでいるように見えたのは、冬の雑木林を雌を求めて飛ぶ雄の姿だった。
上田さん、裸の雑木林の林床を儚げに飛ぶ、あの蛾の存在が気になっていました。名前を教えていただいて、身近な生き物の仲間入りです。
昨日もコウノピアの裏を歩いてきました。落葉した雑木林もまた気持ちがいいですね。蛾の姿を探したのですがまったく見当たりません。雑木林の存在が気になってきました。もともと水辺より、こちらのほうが私の趣味にはあっているようです。