雑木林に住む国蝶 樹液に来たオオムラサキとの出会いは予期せぬものであった。8月も後半に入ったこの時期は、オオムラサキの出現のピークをとっくに過ぎている。少し小さかったので最初はゴマダラチョウかと思い、油断していた。羽を広げた瞬間、アッと思ったが遅かった。青い輝きは頭の中だけに残った。 幼虫はエノキの葉を食べ、大木が好きらしい。成虫は植樹の近くの雑木林に樹液を求めてやってくる。