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ホシベニカミキリ  No.17



照葉樹林の住人

夏の甲虫たちのほとんどは、子どもたちが野山で活動を始める8月には、もうピークを過ぎている。彼らの多くは、梅雨の終わりごろ、夏の太陽を待っていたかのように一斉に現れる。
ホシベニカミキリに出会ったのは、本当に久しぶりだ。急な崖を登ろうとして木の幹をつかむと小さなクワガタムシがポトリと落ちてきた。視線を木の根元に向けると目の前にオレンジ色に黒い斑点のカミキリムシ。見た瞬間、胸が高鳴った。高校生の頃、学校の裏山で見つけた時のことが蘇ったのだろうか。珍しい種ではないが、南方系のカミキリムシでタブノキに来る。照葉樹林の周辺で生きてきた虫だ。
at: 2003/07/06(Sun)




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