ゲンゴロウ
No.1
豊岡盆地のゲンゴロウ類
写真左はコガタノゲンゴロウ、右はスジゲンゴロウだ。いずれも1970年代に神美地区で採集された貴重な標本である。これよりさらに大きく、体長4cm前後あるゲンゴロウ(ナミゲンゴロウともいう)も、たくさんいた。現在、これらの種は豊岡盆地で見ることができない。ゲンゴロウ類は特に大型種で減少が著しい。農薬の影響や、水路、池の改修などが関係しているのだろう。ゲンゴロウの住める環境は、コウノトリの住める環境と重なる。
豊岡盆地のゲンゴロウ(○は現在も生息 ×は絶滅か) ○クロゲンゴロウ(コウノトリの郷公園に多い) ○マルガタゲンゴロウ(休耕田ビオトープに多い) ○シマゲンゴロウ ○ハイイロゲンゴロウ(浅い水溜りに多い) ○ヒメゲンゴロウ ○キベリクロヒメゲンゴロウ ○クロズマメゲンゴロウ(山道のぬかるみにもいる) ○マメゲンゴロウ ○コシマゲンゴロウ(水田にもいる) ○ツブベンゴロウ ○チビゲンゴロウ ○ケシゲンゴロウ ○モンキマメゲンゴロウ(流水) ×ゲンゴロウ ×コガタノゲンゴロウ ×スジゲンゴロウ
但馬にはこれ以外にも何種類かいる。豊岡盆地で絶滅したゲンゴロウは山間部では健在だ。
at: 2001/11/30(Fri)
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