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田んぼの学校04,05,09  No.131




04,05,09 田んぼの学校   9:30-12:30 雨 参加者約100人
 
 平成16年度第一回目の田んぼの学校。今年度は田んぼの生き物調査に限定して、9月まで実施の予定。
 開校式である今回は、あいにくの雨で、誰も来ないだろうから、室内でビデオでも見て対応しようかと思っていたのだが、皆さんやる気満々で、100人の参加となりました。あらためて田んぼの学校のすごさを思い知りました。

 雨降りなので、近場のコウノトリ公開ゲージ横の休耕田ビオトープで行いました。
 今回は上田さんの報告文。

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第1回田んぼの学校

雨の中たくさんの参加者があり、あらためてこの活動の意味を感じました。自然の中で遊ぶのは、たくさんの人の要求になっているのですね。遊園地行くよりのんびりしていいかな。参加費も100円だし。自然教室というように構えず、みんなで遊ぶという姿勢でこれからもやっていきたいと思います。


 開校式風景


 雨でも熱心に調査

今回はゲンゴロウがたくさん現れました。
クロゲンゴロウはいくらでもいますね。この種はいる所にはたくさんいますが、どこにでもいる種ではありません。ここでは確実に増えています。
そのほか、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウがいました。今回新たにチャイロマメゲンゴロウが仲間入りしました。どうも違うと、持ち帰って標本にして調べていました。但馬ではこれまで氷ノ山や蘇武岳など比較的標高の高いところで見つかっていた種です。よく探すと里山にもいるのかもしれません。そのほか今回は見つかりませんでしたが、ここ(郷公園)ではマメゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウがいます。また、六方たんぼではキベリクロヒメゲンゴロウが見つかります。どれも小型のゲンゴロウばかりですね。


 マルガタ、シマ、コシマゲンゴロウ

ゲンゴロウ(タダノ)とタガメの野生復帰、もう住める環境になっているようにう思えます。但馬産のタガメとゲンゴロウをどこかで見つけ、保護増殖したいと思います。最近の生息情報がありましたら連絡してください。
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コウノピアの展示室で分類し説明しましたが、楽しかったです。
参加者の子供たちもお母さん方からも大変楽しかったとの声が多数寄せられました。


  展示室での観察

大鍋も久美浜のオオハマグリ入りの豪華版でしたが、僕にまでハマグリは回ってこなかったのです。


  大鍋風景

 観察された生き物リスト

魚類:メダカ、ドジョウ
両生類:ニホンアカガエル(成体、オタマ)、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエル、アマガエル、
昆虫類:クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、チャイロマメゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、オオコオイムシ、タイコウチ、マツモムシ、ヤゴ(イトトンボ型、ヤンマ型、トンボ型複数種)、アメンボ、
その他:ミナミヌマエビ、スジブトハシリグモ、ヒル


 ショウジョウトンボヤゴ(頭が隠れているのはたぶんオオシオカラトンボヤゴ)
at: 2004/05/16(Sun)




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