ビオトープ観察日記04,01,22
No.125
04,01,22 9:00 モグラの半穴
田園自然再生活動コンクールの授賞式に出かける前にビオトープをのぞいて見た。寒波到来でものすごく寒い。マイナス3度くらいかな、風は強いのでもっと寒く感じる。ビオトープも水口以外は氷が張って、サギやカモもいない。あいつらはどこに行ったのか。 先週積もった雪はほとんど消えた農道を歩くと、農道を横切るように小さな溝がきってある。よく見るとモグラの穴のようであった。推察すると、雪が積もっているときにモグラが雪と地面の間を移動したため半丸の溝が切られたのではないか。農道部分は土が固いが、端のほうの田んぼのノリにたどり着くとやわらかいので、地面の中に向かって穴が続いていた。 そこでふと疑問に思ったのが、何でモグラはやわらかい雪の中を通らずに、堅い農道の表面を掘りながら進むのか、、、。コンクールの授賞式のために東京へ向かう途中で、ビオトープオーナーの地元の農会長の富岡さんに聞いてみたら、答えは簡単であった。モグラも雪は冷たいから温かい土の部分を掘るのだ。雪の中を掘り進むのはかなわん。堅い農道に完全なトンネル掘るのは大変なので、背中が冷たいのは我慢しながら、温かい土の部分を掘りながら、溝を切るように農道を横切っているのである。 そこでまた疑問。何でそこまでして農道を横切りたいのか。モグラに直接聞かないと分からないなあ・・・。
真冬の田んぼビオトープ。年末に夜間観察会をしたら、カモが20,30羽ねぐらにしていた。泥を掘り返すので良くにごっている。おかげでクログワイなどはほとんど水没してしまった。夏場は植物だらけでも、冬にはやはりきれいになるのだ。
真冬の田んぼビオトープ
at: 2004/01/25(Sun)
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