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円山川河川敷の山菜(カンゾウ)  No.17



円山川河川敷の山菜

 「カンゾウ」  ユリ科ワスレグサ属

 春が待ち遠しいので山菜の話をします。3月にはいるとカンゾウの芽が出てきます。円山川の河川敷の斜面にたくさんの群落があります。春先の群落は美しい草色で、遠くからでも解ります。少々採っても資源にダメージを与える状態ではありません。3月20日ごろがとりごろで、その前後2週間ほどが旬です。

 カンゾウにはヤブカンゾウとのカンゾウがあり、食べるのにはどちらでも同じです。ヤブカンゾウは八重でノカンゾウは一重の美しい花を夏に咲かせます。一日でしぼむ美しい花で、ワスレグサ属の名前はそこから来ているとか。

 ナイフで根元を深く切り取ります。手ではうまく取れません。土の下の白い部分が美味しいので深く切り取るのがコツです。ごみも付きにくいので掃除が簡単、手間がかかりません。
 
 さっと湯がいておひたしにします。マヨネーズ和えも美味しいです。カンゾウにはステビアが含まれていて上品な甘さがあります。どの山菜の本を見ても美味しいとべたほめです。花も美味しいらしい。食べると体の血が動き出すような感じがして元気が出ます。東北のほうではお店でも売っているそうです。少し大きくなるとエグみが出てきます。

 長年図鑑では知っていましたが食べたことがありませんでした。4年前に菅村さんに教えてもらいました。
 春を告げるとても美味しい山菜です。春のほんの一時期にしか食べられません。毎年食べるのが楽しみです。
 
 花言葉 ノカンゾウ 宣告・憂いを忘れる
     ヤブカンゾウ  物忘れ

 山菜は、すべてを取らない。少しだけとる。2番目をとらない。そうすることによって資源を守ります。

*これは、2003,2,1にFMジャングル知識の泉で紹介した原稿です。
at: 2003/03/18(Tue)




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