コウノトリ市民研究所2003年1月ニュースレター
新年明けましておめでとうございます。 ☆新年を迎えて <いろいろなことがあった2002年。もっと楽しく2003年> 2002年は野生のコウノトリがやってきて、野生復帰を実質的に現実のもの にしてしまいました。豊岡の空をコウノトリが飛んでいるのですから、まるで夢 みたいです。今度は野外での繁殖ですね。ここもまた、野生のコウノトリが無理 やり、ペアを見つけてしまうと楽しいですね。 市民研究員のみなさんの調査によって豊岡盆地の自然環境の現状がかなり明ら かになってきました。タンポポ、メダカ、カエル、アカトンボ、ヒガンバナ、ホ タルといった身近な生き物は、田んぼとその周辺の生き物という意味ではコウノ トリと同じです。コウノトリをもう一度野生に返すということは、そういう生き 物達が普通に生活でき、子ども達が自然を相手に遊ぶことができる環境を取り戻 すということだと思います。 田んぼの学校は、たくさんの子ども達がどろんこになっいて遊んでくれたので 成功だったと思います。田んぼは米を作る大切な場所です。同時に生き物達にと っても大切な場所だったのです。そして、みんなで調査した田んぼに、野生のコ ウノトリが降りて、餌を食べてくれました。とてもうれしかったですね。 シカやイノシシもずいぶん食べましたね。森の木やツルでカゴやリースを作り ましたね。どこにいても安くで何でも手に入ってしまうのが大量消費文化。足元 の森の恵みを忘れないようにしたいですね。 2003年度は、もっとたくさんの人に豊岡盆地の自然を知ってほしいと思い ます。また、おもしろい企画をみんなで準備しましょう。 コウノトリ市民研究所代表 上田尚志 ☆トピックス ○11月27日以来、田んぼビオトープで野生コウノトリ採餌中! ○12月22日に豊岡市の岩崎夏雄さんからオス鹿1頭をいただきました。 ありがとうございました。 ☆コウノトリ市民研究所1月の行事案内 ○1月25日(土)、26日(日)視察研修会を実施します。 鳥取県米子水鳥公園などを視察します。米子水鳥公園は、豊岡と同じ山陰に あります。米子の水鳥の様子や環境は、豊岡の自然環境を考えるとき、かなら ず参考になるはずです。米子にいくガンやハクチョウたちにとって、豊岡盆地 はなぜ通過点なのか。もちろん、宍道湖を中心として環境の規模は違いますが、 円山川下流域の環境は、ガンが越冬地にするぐらいのところまで持っていけな いものでしょうか。 詳細未定ですが参加希望者は1月15日までに参加表明してください。 25日 朝:豊岡発(自家用車に乗り合わせ) 午後:米子水鳥公園視察 米子周辺で宿泊 26日午前:鳥取県内視察 夕刻:豊岡着 *予算に限りがありますが、旅費の助成をいたします。 ☆生き物関連行事のご案内 ○コウノトリの郷公園『ガイドウォーク』 野外に出ていっしょに自然観察をしてみませんか? コウノトリや野生復帰に向けた取り組みなどの質問も受け付けますので、お気軽 にご参加ください。 (テーマはその日の野外の状態によって変わることがあります。悪天候の場合は中 止します。) 1月 4日 コウノトリ飼育の小道具見せます 1月11日 コウノトリ飼育の小道具見せます 1月18日 アニマルトラッキング〜雪上の足あとを見よう〜 1月25日 カラ類の混群 時 間 10:30〜11:30 集合場所 管理研究棟・玄関前 持ち物 筆記用具、長靴(1月4日、11日は室内で実施のため、なくてもよい) 参加料 無料 動きやすい服装でお越し下さい 申し込みは必要ありません (但し15名以上の団体で参加される場合は事前連絡をお願いします) ○竹野スノーケルセンター関係行事 1月5日(日曜) 時間 午後1時半より2時半まで 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 無料 ミニ講話「まつもとしげるの夢つむぎ」 急逝した自然人松本茂氏のメッセージを語り合うひととき 講師 本庄四郎(ブルーミュージアム センター長) 1月18日(土曜) 時間 午前11時より正午まで 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 無料 ミニ講話「ビーチコーミングの楽しみ方」冬の日本海を100倍楽しむビー チコーミング。 その道の達人が楽しみ方を伝授します。 1月18日(土曜) 時間 午後1時より3時まで 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 無料 自然観察会「漂着物調べ」 冬の日本海の荒波が運んできたさまざまな漂着 物を採集、 分類するなどの環境学習を行います。 1月19日(日曜) 時間 午前9時半より11時半まで 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 無料 クラフト「エコ紙漉(すき)体験」かにすきではありません。紙すきです。 シュレッダーの紙や天然コウゾを使って紙をすきます。 ☆コウノトリ市民研究所12月以降の主な行事 ○豊岡盆地の生き物調査(いずれも日曜日) 2月9日:冬鳥調査 ○毎月第4日曜日:ビオトープ定例調査、作業 1月は視察研修のためお休みです。 ○田んぼの学校 2月23日:アカガエルの卵を探そう。雪の足跡を探そう。 ○その他 夜間観察会、イベントへの参加などについてはそのつどご案内します。 ☆情報局からのお知らせ <コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/ ●「但馬の生き物ニュース」ハシビロガモ ●「コウノトリみーつけた」街に飛んできた野生君など *毎日新聞但馬版でほぼ毎週月曜日に「コウノトリみーつけた」連載中 ●「ビオトープ観察日記」 野生コウノトリ飛来!、ビオトープ田のコウノトリ ●「但馬のきのこ」 ニセアブラシメジ、カノシタ ●「但丹のいきもの」 ヒメサナエ ●「食べよう、遊ぼう」 鹿肉とそば打ち2002.12.22 <読売新聞「但丹のいきもの」連載情報> アトリ(11月26日掲載) ・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。 <FMジャングル 知識の泉> 毎週土曜日午前11時半から、市民研究所の研究員が豊岡盆地の生き物情報をお 話します。 ・出演希望の方は、事務局までご連絡ください。 *会費未納の方は、行事参加の折にコウノピアの事務室にて納入してください。 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。 金融機関名:たじま農協三江支店 口座番号:普通口座 0374389 口座名義人:コウノトリ市民研究所事務局長 稲葉一明 *インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。 このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し てください。 http://kounotori.org/ *メーリングリスト参加の方で、ニュースレターを郵送でも受け取っている方はメー ルで申し出ください。 よろしければ経費削減のため郵送を中止させていただきます。ホームページからメー ルしてください。 info@kounotori.org *コウノトリ市民研究所はボランティアで運営されています。 行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責 任でお願いします。