田んぼ2014 一覧

田んぼの学校2015年3月度

田んぼの学校2015年度3月「冬の田んぼ(アカガエル調査)」
実施日:2015年3月15日(日)
天気:晴れ
参加者:親子11名+スタッフ9名

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アセビの花が一斉に咲きだし、暖かな一日の始まりです。参加者は3組の親子と少なかったのですが、ポカポカ陽気の中、東ビオトープからアカガエルの卵塊調査を始めました。

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たくさん見つけた卵塊の中でも、水温の高い湿地のものはすでにオタマジャクシの形をして、卵塊の中でピクピク動いています。すでに卵塊を離れて、単独で泳ぎまわっているオタマもいました。

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東ビオトープから西ビオトープに移動して、同じ調査を行いました。こちらは足場がよいので、子供たちに卵塊をとらせて、バケツに入れて観察してもらいました。カワゲラの幼虫も網に引っ掛かりました。

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お昼の鍋はプリプリの大粒のカキが入っていました。とっても美味しかったです。

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調査結果です。東ビオトープ全体で200個、西ビオトープで62個、全体で282個のアカガエルの卵塊を数えました。


田んぼの学校2015年2月度

田んぼの学校2015年2月「テンの痕跡観察とクラフト」
実施日:2015年2月15日(日)
天気:曇り
参加者:親子16名+スタッフ7名

コウノトリ文化館の周りでテンの糞や爪痕などの痕跡を観察しました。
テンが隠しておいたカキの実はもう食べてしまっていて、ヘタと葉っぱだけが残っていました。
文化館に戻って、センサーカメラが捕らえたテンの映像を見ながら勉強しました。

そのあと、ペーパークラフトでテン、イノシシ、シカ、ウサギなど哺乳類を中心に作りました。


お昼はお昼はイノシシの鍋をみんなで食べました。


田んぼの学校2015年1月度

田んぼの学校2015年度1月「自然を食べる会(ソバ打ちなど)」
実施日:2015年1月18日(日)
天気:晴れ
参加者:親子60名+スタッフ10名

今年から、好評のそば打ちプログラムを、1月度に変更しての実施です。予想以上にたくさんの参加者があって、4kgのそば粉では十分な量ができなかった点は反省です。

友田主任研究員の指導で、そば打ちが進みます。

稲葉主任研究員の指導で、そば切りが進みます。

こちらでは団子作り。

外では別のスタッフがかまどの番をしており、切り終わったそばを大鍋で茹で上げます。

お昼は自分たちの作ったそばと団子を和室で頂きました。

ふぞろいのそばですが、味は格別です。子供も大人も、ぺろりと全部平らげてしまいました。


田んぼの学校2014年12月度

田んぼの学校2014年度12月「木の実や蔓や木切れで工作」
実施日:2014年12月21日(日)
天気:曇
参加者:21名

ネイチャークラフト、クリスマス用のリース作りです。

材料は、まつぼっくりやどんぐり、かづらの蔓、杉の葉などです。


完成です。里山で手に入る材料で、色鮮やかなリースが出来ました。
このあと、お昼はイノシシ鍋で暖まりました。


田んぼの学校2014年11月度

田んぼの学校2014年11月度「里山で落ち葉集めや薪作り」
実施日:2014年11月16日(日)
天気:晴
参加人数:35人(子供13人、大人12人、スタッフ10人)

朝は5℃まで冷え込んだ豊岡。鍋の火を囲みながら始まりを待ちます。

みんなで東公開エリアまで歩きます。途中、クマ注意の看板を見つけた子供たちは興味津々。

いつものアベマキの木の周辺でドングリを探しますが、今年は実がほとんど落ちていません。

すぐ横では、野生コウノトリのエヒメが警戒して巣を守っています。

落ち葉やドングリを拾いながら、東自然観察路を上がります。

展望所まで登りました。

眼下に祥雲寺地区の冬季堪水田が広がっています。

戻ってからは焼き芋づくり。

鍋はカニが入っています。

美味しい焼き芋ができました。
お昼には気温も上がって気持ちのよい秋の田んぼの学校でした。


田んぼの学校2014年10月度

田んぼの学校2014年10月度「秋の田んぼでアカトンボ」
実施日:2014年10月19日(日)
天気:快晴
参加人数:50人(子供20人、大人20人、スタッフ10人)

朝霧が上がるころのスタートになりました。気温が上がるまでトンボは飛びませんので、ゆっくり歩いて東公開エリアまで散策。

この土日は、非公開ゾーンの特別公開日にあたっており、一般のお客様も次々にやってこられます。

東ビオトープ周辺で時間を過ごすうちに、赤トンボも徐々に飛びだしました。

これはナツアカネ。

文化館に戻ってからは、芝生広場のベンチで採集したトンボやバッタの名前調べをしました。

飛び立つクルマバッタ。

最後に、上田代表からまとめの説明をしてもらいました。

本日の調査結果:
アキアカネ 30
ナツアカネ 30
キトンボ 1
マユタテアカネ 1
オオアオイトトンボ 1
※アキとナツが同数だったのは意外な結果でした。これまではアキの割合が多かったのすが、ナツアカネが増えてきているのでしょうか? ノシメトンボは今回未記録でした。
コバネイナゴ、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、イボバッタ、エンマコオロギ、ハラビロカマキリ、オサムシsp、ゴミムシsp、ヤマトシジミ、アオマツムシ

今日の鍋は野菜と魚介のツミレ。お昼の鍋を食べるころ、たくさんの赤トンボが飛びだしました。


田んぼの学校2014年9月度

田んぼの学校9月
「バッタ調査」
9月21日(日) 晴れ 参加者34名

各地で運動会が実施される中、ちょうどよい人数になりました。最初はバッタが少なく、どうなるかと思いましたが時間が経つにつれ、少しずつ飛び始めました。イナゴ・バッタ類は8種類。イナゴが23匹、トノサマバッタ11匹、クルマバッタ14匹、クルマバッタモドキ7匹でした。他にもいろいろな生物がいたので、子どもたちは楽しそうでした。

観察した生物
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、イボバッタ、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、ハネナガイナゴ
エンマコウロギ、ハラビロカマキリ、ウスイロササキリ
キイトトンボ、シオカラトンボ、チョウトンボ、ハグロトンボ、オオイトトンボ、ウスバキトンボ、アキアカネ
トノサマガエル、カナヘビ
ハンミョウ、カドマルエンマコガネ

写真の上がコバネイナゴ、下がハネナガイナゴ。ハネナガは翅が後ろ足のすねより確実に長い。コバネの長翅型もいるが、長くてもお尻のあたりまで。
ハネナガイナゴとコバネイナゴの両方がいましたが、ハネナガの方が多い傾向にありました。これは初めてです。最近急激にハネナガが増えています。周辺の田んぼでも同じ傾向にあります。


田んぼの学校2014年8月度

田んぼの学校2014年8月度「ビオトープの生き物調査」
実施日:2014年8月17日(日)
天気:雨
参加人数:70人(子供30人、大人30人、スタッフ10人)
※新田小学校2年の学Pの児童23名含む
夜半に激しい雷雨に見舞われ、警報の出る中での田んぼの学校開催でした。予定していた川遊びを中止し、西公開ビオトープの生き物調査に変更しました。

スマホで雨雲の動きをモニターしながらの行事進行です。結局最後まで、大降りに遭わずに済みました。

雨模様のビオトープですが、子供たちの元気な声が響きます。谷川は増水して早く流れています。

採集した生き物をみんなでチェックします。以下の20種類をチェックしました。
ヒル、ギンヤンマのヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、トンボ型ヤゴ、ガムシ、ヒメガムシ、メダカ、ドジョウ、ミズカマキリ、タニシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、タイコウチ、ミナミヌマエビ、マツモムシ、コミズムシ、オオコオイムシ

早めの鍋は、地元野菜と猪肉。とてもよい出汁が出ていておいしかったです。


田んぼの学校2014年7月度


田んぼの学校2014年7月度「小川で魚とリ」
実施日:2014年7月20日(日)
天気:晴れ
参加人数:80人(子供35人、大人35人、スタッフ10人)

夏休みに入って最初の日曜日の田んぼの学校です。真夏の7月と8月の田んぼの学校は川遊び。たくさんの親子が川に入って遊びました。

川で取った生き物を集めて、みんなで名前を確認します。

魚は、専用のアクリルケースに入れて観察するのがよいです。

下流から子供たちが横一列になって追い込み漁もしました。
以下、今回の観察種です。
魚類:
メダカ、カワムツ、モツゴ、カマツカ、ドンコ、シマドジョウ、ヨシノボリ類
その他:
モクズガニ、ヌマエビ、スジエビ、カワニナ、タイコウチ、ヤゴ類、ゲンゴロウ類幼虫

ドンコ

メダカ

カマツカ(左)、ドンコ(右)

カワムツ

モツゴ

お昼の鍋は、野菜はカボチャ、ニンジン、ジャガイモ、肉はイノシシでした。イノシシの脂身が溶け込んで、コクのある洋風な鍋に仕上がりました。とってもおいしかったです。


田んぼの学校2014年6月度

田んぼの学校2014年6月度「田んぼでトンボやカエルやメダカ」
実施日:2014年6月15日(日)
天気:晴れ
参加人数:135人(府中小学P101人,一般24人,スタッフ10人)

梅雨の晴れ間に恵まれました。豊岡市立府中小学校2・3年生の学Pの参加があり、たくさんの子供たちで賑やかな田んぼの学校となりました。

ビオトープ周辺にはモリアオガエルの卵塊がたくさんぶら下がっています。

採集した生き物を仕分けし、それぞれの名前を教えてもらいます。

泥んこになった体は、前の川に入って洗い流します。素っ裸で泳ぐ子もいました。

大鍋は地元野菜とシジミ。暑い時期の鍋もいいものです。
今回確認した西公開ビオトープの生き物リスト:
ドジョウ、キタノメダカ、ニホンイシガメ、オタマジャクシ、トノサマガエル、モリアオガエル卵塊
タイコウチ、オオコオイムシ、クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメガムシ
ゲンゴロウ類幼虫、ヤゴ(オニヤンマ、シオカラトンボ、イトトンボ型、ヤンマ型、トンボ型)
ヌマエビ、チスイビル、ウマビル
シオカラトンボ、シオヤトンボ、ヤマサナエ、ムカシヤンマ、ショウジョウトンボ、オオイトトンボ、キイトトンボ、モートンイトトンボ


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