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生き物観察会2023年10月度「キノコ・粘菌観察会」(実施報告)

日時:2023年10月1日13:00~15:00
天候:曇り
参加者15名 スタッフ3名
子供4名を含む総勢18名のにぎやかな観察会となりました。但馬以外からも京都や大阪から4名の参加がありました。今回も日本変形菌研究会の枡岡さんと西垣さんに特別講師として参加いただきました。
 まず学習室でガイダンスをしてから今回はキノコと変形菌両方狙いで行くことを説明。下見で確認していた文化館すぐ近くの東屋付近のアカマツ倒木でタチフンホコリを観察、そのエリアでマントカラカサタケやミズゴケノハナなど、どんどんキノコが集まってきて来ました。次にメインの森のエリアへ進み、オオゴムタケやチシオタケ、アオモジホコリ、やはり子供たちがどんどん発見、たくさんのキノコや変形菌をじっくり探し、初めて変形菌を見た参加者もとても喜んでおられました。
あっという間に予定の時間が過ぎ、学習室へ戻りざっと観察されたキノコや変形菌の種類を確認しました。
観察されたキノコ
ウスキモリノカサ、マントカラカサタケ、カレバキツネタケ、チシオタケ、イタチタケの仲間、キシメジの仲間、トガリキツネタケ?、オオゴムタケ、ツノフノリタケ、ビョウタケ、ツヤウチワタケ、カワラタケ、シロカイメンタケ、ベニタケの仲間、その他ハラタケ目複数種、ヒダナシタケ目複数種
 マントカラカサタケ
 ウスキモリノカサ
 チシオタケ
観察された変形菌
アオモジホコリ、タチフンホコリ、ハチノスケホコリ、コモチクダホコリ、タマツノホコリ、イタモジホコリ、アミホコリの仲間、ムラサキホコリの仲間、
 タチフンホコリ

植物観察会2023年9月度(実施報告)

日時:2023年9月24日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:5名 スタッフ1名

本日第4日曜は植物観察会の日です。夏場は熱中症対策で午前中に実施していましたが、今日から春までの間は午後1時開始です。
 
初めに文化館の裏手に置いている水槽の植物を見ていただきました。ヒメシロアサザやタコノアシ、マツカサススキなど域外保全している希少な植物もあります。
ヒメシロアサザ
 
タコノアシ
 
マツカサススキ
 
次にコウノトリ西観察広場上のビオトープに行きました。サンショウモ、スブタ、その他湿地性の植物の観察です。最後は東エリアでミズオオバコの花を見ていただきました。
ミズオオバコ

田んぼの学校2023年9月度(実施報告)

2023年9月17日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
テーマ:バッタ・イナゴ探し
参加者:5家族16名、スタッフ5名、計21名

コウノトリ文化館から東ビオトープ一周コース。川沿いの草地からスタートです。9月になっても暑い日が続く毎日、昆虫の姿も少し少ないように思えます。歩いていると道の上にハンミョウがいました。今年9月に入ってからよく見かけます。やがてカマキリが姿を現しました。ハラビロカマキリ、ヒメカマキリ、オオカマキリなどです。

東ビオトープのトイレ周辺の道はバッタの宝庫。今年もトノサマバッタ、クルマバッタがたくさん飛び出し、子どもたちは元気に追いかけました。

やがて池の周りでトンボ採りが始まりました。ギンヤンマ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、たくさん飛んでいます。山際の水路にオニヤンマがいました。

学習室で見つけたものを確認しました。クルマバッタとトノサマバッタの違いを確認。オニヤンマの複眼が印象的でした。

川の土手でバッタを飛ばしました。ここはちょうどコウノトリを放鳥した場所です。トノサマバッタとクルマバッタ川を越えて飛んで行きます。

今日の鍋は魚のつくね入りの味噌汁。熱かったですが、とてもおいしかったです。

 その他に確認したもの。エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、マダラバッタ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、ハネナガイナゴ、クダマキモドキ、ハグロトンボ、キイトトンボ、キタノメダカ、ミノムシの1種。

 


コウノトリ野鳥観察会2023年9月度(実施報告)

日時:2023年9月10日(日)9:30〜11:00
天気:晴れ
参加者:8名
案内人:高橋

 盛夏期間はお休みしていたコウノトリ野鳥観察会を、9月度より再開しました。朝の涼しい時間帯を選んで実施しましたが、すぐに気温が上がり、汗ばむ中で園内を一周しました。

 祥雲寺ペアのJ0083オスとJ0273メスが巣塔、圃場、園内湿地で見られ、飼育コウノトリと合わせて、コウノトリをしっかりと観察してもらえました。子供たちも4名参加してくれ、スコープで鳥を見たり、鳴き声を聞いたりしながら賑やかに観察会は進行しました。結構いろいろと野鳥を観察することもできました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、イソヒヨドリ♀、セグロセキレイ、ツバメ、コシアカツバメ、ダイサギ、モズ、カワセミ、ホオジロ

 

 

 

 

 


ゲンゴロウ観察会

9月3日(日)
ゲンゴロウ観察会
参加者 8名(スタッフ3名含む)

遠方からの参加者も含めて水生生物に詳しい人が多く充実した観察会になりました。観察場所はククヒ湿地、野上ビオトープ。いずれも谷間の水田をビオトープとして管理している場所です。ククヒはたくさんの畦を作り手間をかけた管理がなされています。野上は水田耕作とよく似た管理でトラクターも入れています。ビオトープとしてはそれぞれ特徴があり、生き物にもすこし違いがあります。

ククヒ湿地では谷水の入り口から続く水路でたくさんのゲンゴロウ類や水生生物が見つかりました。

クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウがまず現れ、コシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウも出てきました。そのほかガムシとヒメガムシ、タイコウチ、オオコオイムシ、ミズカマキリ、マツモムシ、ギンヤンマのヤゴなどが目立ちました。小さな昆虫もよく見るとコツブゲンゴロウ、マメガムシ、コガシラミズムシ、マダラコガシラミズムシなどが見つかりました。

野上ビオトープに移動し調査を継続。ほぼ同じようなゲンゴロウが見られましたが、新たにここではマメゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウが加わりました。

豊岡で最近姿を現したコガタノゲンゴロウ、10年以上姿を消しているゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)は残念ながら見つかりませんでした。


夏休み昆虫採集8月(実施報告)

8月27日(日)
夏休み昆虫採集
神鍋高原
参加者2名

この時期の里山での昆虫採集はチョウやバッタが中心となります。神鍋高原は森と草原の組み合わせが素晴らしく、いろいろな昆虫を見ることができます。しかし、今年のように雨が降らず暑い夏は昆虫も少ないように思います。またシカの食害で食草が貧弱になっていることも影響していると思います。

まず山頂に向かって草地を歩きます。ツマグロキチョウとキタキチョウ、モンキチョウと黄色い蝶が出迎えてくれました。ツバメシジミ、ヤマトシジミも現れます。ツマグロイナゴが目立ちます。キリギリスも現れました。


ツマグロキチョウ

やがて木陰のある道に入ります。ウラギンシジミ、コミスジ、ルリシジミ、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマキマダラヒカゲなどが現れました。 


キマダラセセリ

山頂の草原に出ると、ジャノメチョウ、ツマグロヒョウモンなどが目立ちます。ここでナキイナゴ、イナゴモドキ、ショウリョウバッタモドキ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、トノサマバッタ、イボバッタなどを観察しました。草原の中を下り最後にクルマバッタモドキを観察しました。


クルマバッタ

セミはミンミンゼミ、ツクツクボウシ、エゾゼミ。それにしても暑い観察会でした。


田んぼの学校2023年8月度(実施報告)

2023年8月20日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:11家族32名、スタッフ6名、計38名

8月の田んぼの学校は、小川の生き物探しです。園内を流れる鎌谷川に入りました。先日の台風による増水もおさまり、ちょうどいい水量でした。

まだまだ暑い日が続きます。こんな日は、やっぱり川に入るのは楽しいですね。この写真のように胸まで浸かっている子もたくさんいました。

捕まえた生き物の説明と観察をしました。

カワムツ。ここでは一番多い魚です。

ニシシマドジョウ。

 

ドンコ。

コヤマトンボとコオニヤンマのヤゴ。

今日の結果
両生類:ヌマガエル
魚類:カワムツ、オイカワ、タモロコ、ドジョウ、ニシシマドジョウ、ドンコ、キタノメダカ
水生昆虫:タイコウチ、コオイムシ、ヘビトンボ幼虫、ヤゴ(コヤマトンボ、コオニヤンマ、コシボソヤンマ、イトトンボ科)
甲殻類:ミナミヌマエビ、スジエビ、サワガニ、モクズガニ、アメリカザリガニ
貝類:カワニナ、マシジミ(タイワンシジミ?)

合計22種類の生き物が見つかりました。

今日の大鍋はカレー鍋です。あっさりとしていながら、野菜の味がしっかりと味わえるおいしい鍋でした。

 


小川で遊ぼう

小川で遊ぼう
2023年8月13日
天候:晴れ
参加者:17家族68名 スタッフ2名

今日はお盆特別行事の「小川で遊ぼう」でした。今日も暑くなりましたが、多くの方々にご参加いただきました。

文化館前の鎌谷川で川遊びです。水遊びも良し、生きものを捕まえても良し。
子ども達のみならず、大人も一緒に川に入りました。

久しく雨が降っていないので川の水は少ないのですが、子どもたちにとっては入りやすかったようです。

魚は7種類いました。

いつもと違って、ゲンゴロウ類やミズカマキリなど、普段は田んぼやビオトープにいる水生昆虫が沢山いました。

今日みつけた生き物

○魚類
 オイカワ、カワムツ、タモロコ、モツゴ、タイリクバラタナゴ、ムギツク、ドンコ

○両生類
 ヌマガエル、ニホンアマガエル

○水生昆虫
 タイコウチ、ミズカマキリ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ヤゴ(コオニヤンマ、     コヤマトンボ、コシボソヤンマ、サナエトンボ科)、チラカゲロウ幼虫

○その他
 ミナミヌマエビ、スジエビ、カワニナ


草木染講座 

8月6日草木染講座
参加者 7名
スタッフ 村田、西川、西垣
 
今年の草木染は、黄色(コブナグサ)と赤色(ソヨゴ)の染料をそろえました。染める方法も単色染め、重ね染めと2パターンです。ですので、単色は黄色か赤色。重ね染はオレンジ色に染め上がります。
 
白い生地を防染するので、染残しは白色になります。最大4色で仕上げた人もいました。
染液から媒染剤に漬けると鮮やかに色が変わります。その瞬間と防染のための輪ゴムを取り外して模様が見える時が、皆さん一番感動するようです。
今年も素敵な作品が出来上がりました。
 

コウノトリふれ愛コンサート

8月5日17:30より、多目的ホールで「コウノトリふれ愛コンサート」が開催されました。日中は、豊岡市観測史上最高気温の39.4℃を記録する猛暑の中で準備を進めました。

およそ70名の皆様にお越し頂き、オープニングの八代保育園の和太鼓演奏、毬穂えりなさん友麻亜里さんによる華麗なステージを楽しみました。

コロナ禍の影響で、4年ぶりのコンサート開催となりました。また来年も、ぜひ来ていただきたいと思います。素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。

 


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