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田んぼの学校2019-5月度(実施報告)

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2019年5月19日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:春の田んぼ・オタマやタイコウチ
参加者:参加者:47名(15家族)+スタッフ9名

田んぼの学校5月は「春の田んぼ・オタマやタイコウチ」です。暑くなりそうな中、今日も元気な子供たちがやってきてくれました。ビオトープを前にして「入ってもいいよー。」の声がかかると、皆じわじわと入り始め、生き物を探し始めると服に泥がついても気になりません。中には、「裸足で入ってもいい~?」という子も。あっという間に観察用のバットが生き物でいっぱいになりました。

触って一番人気はやっぱりオタマジャクシ。見て人気はゲンゴロウやヤゴ、コオイムシでした。オタマジャクシは、大きいのと小さいのがいて、不思議そうにしている子がいました。大きいのは3月の田んぼの学校の時にはまだ卵だったアカガエルの卵で、小さいのは最近卵からかえったシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシです。アカガエルのオタマジャクシにはそろそろ足が生えてきます。来月の田んぼの学校では、モリアオガエルの卵塊も見られるかもしれません。今日、来れなかった人も来月はぜひ遊びに来てください。

お鍋は「トビウオ(アゴ)のつみれ汁」。ごちそうさまでした。
15家族47名+スタッフ9名

確認できた生きもの
ドジョウ、メダカ、ニホンアカガエル、イモリ、スジブトハシリグモ、アメンボ、ミナミヌマエビ、ミズムシ、タイコウチ、コオイムシ、ミズカマキリ、ヤゴ(ヤンマ、イトトンボ)、クロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ

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はじめ、こわごわの子どもたちもすぐに大胆に泥んこになって行きます。それが田んぼの学校。

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泥の中は気持ちいいいよ

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採集した生きものの名前をスタッフから教えてもらいます

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ビオトープのレギュラーメンバー

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大鍋はトビウオのつみれ

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パスポートのスタンプは伊藤スタッフ作のタイコウチ


コウノトリ自然観察会5月度(実施報告)

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テーマ:コウノトリのヒナと夏鳥
日時:2019年5月12日(日)13:00〜15:30
天気:晴れ
参加者:7名
案内人:高橋

5月のコウノトリ自然観察会は、1年の観察プログラムの中でも、もっともエキサイティングな観察会。繁殖巣塔を巡りながら、そこで育つヒナの様子を見てもらえます。好天に恵まれた今回の観察会には7名の参加がありました。中学校に進学した野鳥少年と昆虫少年の二人も久しぶりに参加してくれて、コウノトリそっちのけで野鳥や昆虫に夢中になっていました。頼もしい限りです。以下のコースで巡回観察しました。
祥雲寺(育雛3羽)→庄境(育雛3羽)→野上(育雛2羽)→赤石(抱卵)→戸島(育雛3羽)

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祥雲寺巣塔は、新しく設置された山頂あずまやまで上って観察しました。

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祥雲寺地区の水田には水が入りはじめ、田植えの準備が進んでいます。そんな田んぼを見ながらコウノトリのヒナが元気に育っています。

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祥雲寺巣塔の3羽のヒナは足環の装着も終わり、ジャンプを繰り返しながら巣立ちのタイミングを図っている最中。

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庄境巣塔でも3羽のヒナが元気に育っています。前日に足環装着が終わったばかり。グラウンドでは少年野球チームの練習が始まりました。そんな子供たちを見下ろしながら、庄境巣塔のヒナは育っています。

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野上巣塔です。いつもどおり、コウノトリ保護増殖センターの駐車場から観察します。

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野上巣塔では2羽の小さなヒナが見えました。とても愛くるしく、観察者から声があがりました。

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赤石巣塔です。ここは最初の繁殖に失敗しています。途中でヒナが巣外に遺棄されましたが、どんな事情があったのかは想像の域を越えません。現在、二度目の抱卵を続けているところです。

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抱卵中の親鳥。

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赤石地区圃場は市内でも最も早く湛水された場所です。シラサギ類が多く見られました。写真はダイサギです。目先の緑色は婚姻色と呼ばれるこの時期だけに現れる特徴です。チュウサギは目先が黄色、コサギはピンクと、種により色が違うので識別がしやすいです。

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戸島巣塔でも3羽のヒナが元気に育っています。親鳥が新しい巣材を運び込んだり、吐き戻し給餌をする様子も観察できました。

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最後に管理棟でまとめをして現地解散しました。

【今回観察できた野鳥】(声だけも含む)
コウノトリ、ヤマガラ、メジロ、ツバメ、コシアカツバメ、スズメ、ハシボソガラス、キビタキ、サンショウクイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、イソヒヨドリ、ヒバリ、カルガモ


サウンドストークコンサート2019(実施報告)

日時:2019年5月5日(日)13:00~14:20
場所:県立コウノトリの郷公園ピクニック広場特設ステージ
参加人数:200名
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第3回目となるサウンドストークコンサートは、「こどもの日」の日曜日、五月晴れの中で行うことができました。200人のたくさんのお客様と一緒に、野外ライブを楽しむことができました。

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第1部は朝来市の観光大使としてもご活躍中の金山ゆいさんのステージ。透き通るような素晴らしいボーカルを聞かせて頂きました。

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第2部は初回よりレギュラーで出演して頂いている、県立豊岡総合高校吹奏楽部の皆さんの演奏。今回は空をテーマに選曲してくれました。

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第3部は「みんなで歌おう」のコーナー。最初に「こうのとりの唄」をみんなで一緒に歌いました。

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最後に金山ゆいさんと豊岡総合高校吹奏楽部のジョイントステージ。「旅立ちの日に」と「翼をください」の2曲を吹奏楽の演奏で金山さんに歌って頂き、会場の皆さんも一緒に口ずさんでもらいました。

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ステージ終了後、出演者の皆さんで記念写真。素敵な歌と演奏の披露、ありがとうございました。


菅村先生の植物観察会4月度(実施報告)

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テーマ:春の植物 タンポポ、スミレなど
日時:2019年4月28日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:15名+スタッフ2名

定例植物観察会、少し肌寒い中でしたが、いろいろな草花に出会えました。参加者は17名。コウノトリを見ながら、あぜ道を歩きました。スミレを5種類、カラスノエンドウやカスマグサ、サギゴケやオヘビイチゴが目立ちました。
草の名前や生態が分ると、自然がより身近に感じられるようになると思います。

 

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田んぼの学校2019-4月度(実施報告)

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2019年4月21日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:タンポポなど春の草
参加者:参加者:46名(17家族)+スタッフ7名

2019年度の田んぼの学校がスタートしました。今回は春の草なので、子どもたちには少し地味かなと思いましたが、元気よく草を探してくれました。田んぼのあぜ道を歩いて46種類を確認しました。スミレは5種類、タンポポは2種類、みんな普通種ですが、「そうなんだ。知らなかった・・」というような反応がとてもうれしいですね。途中、ミミズやカエルに出会うと子どもたちのテンションが急上昇。

tanbo190421-1雑草にもみんな名前があるんだよ。畦道に何種類ぐらいあると思う?・・・反応があまりない、とにかく出発してしまおう・・。

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祥雲寺巣塔の3羽のヒナと、背景は田んぼの学校の子どもたちの列。

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少しずつ調子が出て来たぞ・・。「ねえ、これはまだ採ってない?」

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これは何?これは何?・・・もうかんべんして・・。

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本日のまとめ。暑かったね。

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今日観察した植物の一覧

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今回の大鍋の具材。

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カニがとっても美味しかったです。ここでカニが食べれるとは・・・。

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2019年度スタートのスタンプはスミレ。来月からは水辺の生き物です。


サウンドストークコンサート

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第3回目となるSound Stork Concert。県立豊岡総合高校吹奏楽部の演奏と、朝来市出身のシンガーソングライター金山ゆいさんの歌を、みなさんと一緒に楽しみましょう。

チラシPDFはこちらからダウンロードできます


コウノトリ自然観察会4月度(実施報告)

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テーマ:コウノトリの営巣と春の渡り鳥
日時:2019年4月14日(日)13:00〜15:30
天気:雨
参加者:5名
スタッフ:高橋

2019年度最初のレギュラープログラムがスタートしました。前日の好天から下って、あいにくの雨模様の中の開催になりました。但馬エリアから5名の参加者があり、うち1名は生き物好きの保育園児。雨にもめげず、賑やかな観察会となりました。

祥雲寺(育雛)→庄境(育雛)→百合地(育雛)→野上(抱卵)→赤石(育雛)→戸島(抱卵)と順番に巣塔を巡りました。百合地巣塔では、巣を守っていたお父さんが、餌を運んできたお母さんと交代するタイミングを観察でき、顔を出したヒナの姿もみんなで確認することができました。

各巣塔でコウノトリにまつわるエピソードを紹介しながら、最後の戸島湿地では管理棟内で説明を受けたり、ビデオ学習をして知識を深めました。雨のせいで他の野鳥の観察はほとんどできませんでしたが、参加者の皆さんには楽しんでいただけたようでした。また次の観察会へのご参加もお待ちしております。

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堤防下で採餌するお母さんコウノトリを観察。

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お母さんは巣に戻り、ヒナに餌を与えます。お父さんが餌採りに出ていきました。

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最後は戸島湿地で観察。


菅村先生の植物観察会3月度(実施報告)

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テーマ:冬の植物 冬越しの葉(ロゼット)の観察
日時:2019年3月24日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:5名+スタッフ3名

30年度最後の観察会が終わりました。
5名の方々と3名のスタッフでコウノトリの郷公園前の水田に沿って歩きました。
 タネツケバナの仲間が3種類見られました。どれも4枚の花弁を持つこと、かじると少し辛子の味がすることなどをお話ししました。食べるとそれなりにおいしいとも伝えました。
 オオイヌノフグリは花を取って雄しべや雌しべの様子を観察しました。最近人気の「ハーブ王子」の本では花をトッピングに使うとありましたと伝えました。野草も新しい感覚で使われるようになってきています。
 タンポポは、葉のサラダ、根のきんぴら、花の天ぷら、さらにタンポポのお酒も紹介しました。
 今日は植物の見分け方よりも利用の話が多かったと思います。次回、来られた時にはどんな味だったかを教えてくださいねと伝えて終わりました。

 今日見た植物は、タネツケバナの仲間2種類、ハコベの仲間4種類、オランダミミナグサ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、スズメノヤリ、スズメノカタビラ、スギナ(ツクシ)、オオイヌノフグリ、スイバ、ギシギシ、ヨメナ、サギゴケ、セリ、タガラシ、ノジスミレ、ニホンカイタチツボスミレ、ショウジョウバカマ、アセビなど。

 4月からもこの場所で観察会を行います。
 皆さんのご要望がありましたらちょっとだけ外にも出てみたいと思います。

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田んぼの学校2019-3月度(実施報告)

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2019年3月17日(日)9:30〜12:00
天気:雨
テーマ:アカガエル調査
参加者:参加者:34名(12家族)+スタッフ4名

朝から強い雨が降り、参加者があるのだろうかと心配しましたが12家族34名の方がおいでになりました。参加者はスタッフを含めて38名でした。

少し雨が小降りになったタイミングでビオトープ水田に向かいました。
ビオトープ水田まで待てずいきなり水路でガサガサしちゃう子もいました。
途中で結構激しく降りましたが子どもたちの勢いは変わりませんでした。
文化館に帰って仲間分けをしました。
見つかった生きものは、
メダカ、アカガエルの仲間(オタマジャクシ)、クロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、コオイムシ、ミズムシ、コミズムシ、マツモムシ、トビケラ類、カワゲラ類、カゲロウ類、イトトンボ型ヤゴ、ヤンマ型ヤゴ、カワトンボ型ヤゴ、トンボ型ヤゴ、ボウフラ?、ミナミヌマエビ。
お鍋は、シカ肉と地元の野菜とキノコでした。

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菅村先生の植物観察会2月度(実施報告)

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テーマ:冬の植物 冬越しの葉(ロゼット)の観察
日時:2019年3月24日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:15名+スタッフ2名

今回は菅村に代わって上田が案内しました。田んぼのあぜ道を歩きました。好天に恵まれて、春の花が咲き始めました。ロゼットや葉っぱだけの草が多くて、大変でした。。

開花していた植物:オオイヌノフグリ、オニノゲシ、オランダミミナグサ、スズメノカタビラ、タネツケバナの仲間、タンポポの仲間、コハコベ、ヒメオドリコソウ、ムラサキサギゴケ

葉っぱを見た植物:イヌガラシ、オオアレチノギク、オオバコ、オヘビイチゴ、カラシナ、カラスノエンドウ、ギシギシ、コメツブツメクサ、コモチマンネングサ、ジシバリ、シロツメクサ、スイバ、セイタカアワダチソウ、チチコグサ、チドメグサの仲間、トウバナ、ニガナ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ハハコグサ、ヒガンバナ、ヒメムカシヨモギ、ブタナ、ヘビイチゴ

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