活動レポート 一覧

臨時田んぼの学校20110626 

府中小学校2年生学P 参加者約80名 天気 雨降ったりやんだり

2年生の子どもたちとその兄弟、父兄で約80名。
田んぼビオトープに向かったとたんにかなり強い雨が降り出しましたが、少し小雨になるまで待ってから開始しました。
子どもたちはやる気満々、田んぼに入ってからは雨が少々降っても気になりません。

ヤゴやオタマを触るのを嫌がっている子もいましたが、バットに並べて観察になるとかぶりつくように熱心に観察してます。
シュレーゲルとトノサマ、モリアオのオタマ、イトトンボ、アカトンボ型ヤゴ、ゲンゴロウの幼虫多数。
ミナミヌマエビ、マルガタゲンゴロウ、ヒメガムシ、コガシラミズムシ、アメンボ類、ヒル
オオコオイムシ、タイコウチ、マツモムシの幼虫、、、これらが観察されました。
ゲンゴロウは成虫がほとんど見られないが幼虫が多数出てきました。シュレーゲルは足が生えもうすぐ上陸、トノサマはこれから足が出そう、そんな時期でした。

最後に生き物の資料を家でも勉強するという子どもたちだけに配るということにしたら、みんな絶対に勉強するといって手に取っていました。頼もしいですね。


田んぼの学校 6月

6月19日
参加者 140名 今回もとてもにぎやかでした。

6月はアカカエルがすでに上陸し、トノサマガエルなどがオタマジャクシです。シュレーゲルアオガエルがちょうど上陸期、まだ尾の付け根を残した小さなカエルが草の上に見られました。アカガエルと違って、最初から草の上にいます。ゲンゴロウ類は成虫がほとんど見られず、ヒメゲン、コシマゲン、クロズマメゲンが少し見られただけ。ゲンゴロウ類とガムシの幼虫はたくさん見られました。マツモムシとオオコオイムシがすこし。イモリとドジョウ、メダカもいましたが数は少なめ。ヤゴが多く、トトンボ類のヤゴは大きくなってよく目立ちました。

トンボの成虫は、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、キイトトンボ、モートンイトトンボ、オオイトトンボなど。
鍋はシジミ汁。


出張田んぼの学校 気比

気比のビオトープで生き物調査
6月12日 気比公民館主催
海岸に近いので少し生物の様子も違います。
ここは、谷からの水が豊富で、ビオトープの中も深さの違いや植生の有無など変化に富んでいます。


田んぼの周りの畦はたくさんのカニの穴。クロベンケイガニです。近づくと穴の中に逃げ込んでしまうのでなかなかつかまりません。

大きなタニシがいました。これはオオタニシです。ただ大きいだけでなく、マルタニシと比べて少し形が違います。オオタニシは乾燥に弱く、常に水がある環境が必要です。普通の田んぼではマルタニシが多いようです。

カエルがたくさんいました。上からアマガエル、モリアオガエル、トノサマガエル、ニホンアカガエルです。


田んぼの学校20110515 田んぼビオトープの生き物


2011年5月15日 田んぼの学校
参加者約120人 晴天
多数の参加がありました。
田んぼビオトープは1週間ほど前まで落水していたので、あまり生き物がいないのではないか、水を入れてわずかな間にどのくらい生き物がいるのかなど興味ある調査になりました。
驚いたことが数点有ります。
1 ゲンゴロウ類が、ほぼ一通り出たこと。それも量的にも多い。すでに他の田んぼにも水が張られているのに、ここに飛んで集まってきたのか、近くに潜んでいたのか、、分かりません。
シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ヒメガムシ
オオコオイムシ、タイコウチ、カワゲラ類
トンボ型ヤゴ、イトトンボ類ヤゴ、シオヤトンボ、カワトンボ
2 シュレーゲルアオガエルの成体がたくさん捕獲されたこと。シュレーゲルは鳴き声は聞こえども、簡単には捕獲されません。しかし今回は大量捕獲されました。かごの中でも鳴いているのもいました。オタマジャクシは、アカガエル類の成長したものと、まだ小さいものとが確認されました。小さいのはシュレーゲルのオタマではないかと思いますが、しっかりと確認は出来ていません。まだまだシュレーゲルの卵塊が多数あるので、もしかしたらアマガエルかもしれませんがどうなんでしょうか。
アカガエルオタマジャクシ、シュレーゲルオタマジャクシ?、シュレーゲルアオガエル、シュレーゲル卵塊、トノサマガエル、トノサマガエル卵塊、イモリ
3 その他の生き物も定番のものはほぼ出たと思います。入水1週間でこんなに出るとは驚きました。
ユスリカ幼虫、
ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ
ハシリグモ類、
メダカ、ドジョウ
マルタニシ、ヒル


鍋は有害捕獲のシシ肉と地元野菜。


ビオトープ補修作業20110429


参加者6名 曇り時々雨
コウノトリ公開ゲージの上の田んぼビオトープの補修をした。
畦が崩壊し、田んぼに泥が堆積したため、泥を上げて畦を強化する。
現在は、鳥インフルエンザ対策の関係で水を溜めていないが、畦のほとんどなくなった山際の水路から水が流れ込んでいる。なので、畦の強化のために一時的にさらに水を落とし乾燥を図るため、田面に明渠も切った。

時々雨が強く降り、悪条件であったが、6名、2時間ほどの作業で、畦塗りが出来ていないところも残してしまったが、とりあえずの格好は付いた。

連休後半に水を入れて、15日の田んぼの学校に備える。一番上のビオトープにはオタマジャクシもたくさんおり、作業中にも泥の中から、ドジョウやオオコオイムシなど出てきたが、水を張って1週間ほどでどのくらい生き物が出てくるか楽しみである。
なお、今年の春は芽吹きが遅く、タラノメがちょうど採りごろであった。


田んぼの学校20110417 タンポポ探し、春の草を食べる


天気 晴れ 参加者約40人
天候にも恵まれたくさんの参加がありました。
恒例の春の植物調査。コウノトリの郷公園から法花寺まで春の里地を歩く。田んぼの学校の中でも最も運動量の大きな調査。
今年は芽吹きが遅く、例年より10日から2週間近く遅れている感じ。タムシバやソメイヨシノがまだ満開。タラノメやクサソテツもまだ出はじめといったところ。ツクシもまだとりごろのものも結構ある。
在来種のタンポポが咲いているかどうか不安もあったが、シロバナタンポポ、クシバタンポポ、ヤマザトタンポポ、その他セイヨウタンポポとの雑種が確認された。まだ花が咲いていない、あるいはシカによる食害の影響で開花を確認できた在来タンポポは例年より少なかった。

シロバナタンポポ

ヤマザトタンポポ

クシバタンポポ
春の草を食べる会では、タンポポ(花)、クサソテツ、カラスノエンドウ、ヨモギ、ユキノシタを天ぷらに。また、イノシシも天ぷらにしました。大鍋はカツオとダイコン。


田んぼの学校20110320 自然を食べる、そばうちなど

自然を食べるそばうちなど、参加者28名 曇り
今日は美味しい田んぼの学校。いつもお昼は美味しいですが、今日は「食」がメインです。
ちょうど良い人数になりました。
そば粉は、豊岡市日高町殿の殿さんそばから入手したもの。
団子の粉も豊岡市産

まず、友田主任研究員からそばうちの説明。

そばをこねる。

そばを延ばす。

そばを切る。太くても平気。

団子も丸めて。

ゆでる。

水で絞めて

食べる。

食べる。
薬味は地元のおねぎと岩のりも。
美味しかったです。

まきわりの練習もしました。


田んぼの学校20110220 冬の田んぼ、アカガエル調査


冬の田んぼ、アカガエル調査
晴れ、参加者12人
ようやく雪も溶けて来ましたが、コウノトリの郷公園の場所はやけに雪が残っています。祥雲寺は豊岡の中でも雪の良く積もるところですね。なかなか溶けない。
今回も、参加者は非常に少なかったですが、3家族でした。

いざ東公開ゾーンへ、アカガエルの卵探し。まだ山の斜面の半分くらい雪が堆積していて、今年はまだアカガエルは産卵できていないと思いましたが、大槻主任研究員が、卵塊のたまり場のようなところを一箇所発見しました。
卵塊で20ぐらいでしょうか。雪がまだ残る状態で、産卵場所は同じところに集中していました。


産卵後少し時間のたっているものや、まだ生み立てと思わしきものとがありましたが、いずれも卵の発生は進んでおらず、丸くて黒い粒です。
卵が見つかり子供たちも大喜びでした。

イトトンボヤゴや、ヒメゲンゴロウ、ゲンゴロウ類のヤゴ、ミズムシなども観察できました。

お昼は、カキなべを食べました。


田んぼの学校2011.01.16 里山観察、足跡や野鳥など、雪遊び


参加者スタッフ入れて10名。 雪。
但馬北部は昨夜から大雪警報が出て、朝起きてみるとかなりの新雪、市街地で30~40cmの積雪。
車を出すのが大変でした。さすがに今日は参加者がいないのではないかと思いましたが、1組の親子の参加がありました。唯一の子供は、そりに乗って、お父さんが引っ張って出陣。親は大変だが子供は大喜び。

雪の中、東公開ゲージの方まで野鳥を見に行きましたが、鳥もほとんどいませんでした。
ホオジロ、ミヤマホオジロ、セグロセキレイ、タシギ、クサシギ、アオサギ、トビ、キジバト、カラス、などが確認できました。天候が悪いので、鳥もあまり姿を見せてくれませんでした。

人工巣等の上で、トビが何か食べているのが観察できました。獲物は何か確認できませんでしたが灰色の羽をむしってました。
文化館に戻り、雪遊びをして、ブリと大根の鍋を食べました。
なかなか身動きの取れない大雪の中、田んぼの学校開校以来初の一般参加者ゼロになるかと思いましたが、何とか実施することが出来ました。


田んぼの学校2010.12.19 木の実や蔓や木切れで工作


田んぼの学校2010.12.19 木の実や蔓や木切れで工作
天気晴れ 参加者50人
開始の9時半には10人ほどだったが、最終的には45名ほど、スタッフ入れて50人の参加になりました。
子供連れの大阪方面からの飛び込み参加もありました。

ネイチャークラフトは展示室で行うので、観光客?の方も楽しそうなので参加できないかと問い合わせもあり、その場で参加される人もいるのです。リースづくりはクリスマスの前でもありいつも人気がありますね。材料持参の人もいてやる気満々。


大人も子供も非常に熱心で、なかなかの作品が出来上がります。

お昼は、カニ、ブリ、しし肉、地元野菜の大鍋と、カニエビご飯のおにぎり。


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