活動レポート 一覧

田んぼの学校9月

秋のビオトープでゲンゴロウ・バッタ
9月16日(日)晴れ  参加 30名

今日は市内の小学校で運動会のところが多く、少ない参加人数を予想していましたが、そこそこの人数になりました。昨年はバッタ調査を実施しましたが、最近郷公園のバッタが少なくてあまり遊べません。原因はシカによる植生の単純化かもしれませんがわかりません。

今年はバッタを含めてビオトープの生物調査を行ないました。9月は新成虫が現れて、ビオトープのゲンゴロウの密度が高くなります。

調査結果
クロゲンゴロウとマルガタゲンゴロウがたくさんいました。ヒメガムシも多く、大型のガムシもいました。ヤンマ型ヤゴもたくさん見られました。バッタ類では、湿地のカサスゲ類にいるイナゴはハネナガイナゴ。とてもよく飛びます。コバネイナゴはよく跳ねます。
クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、タイコウチ、オオコオイムシ、マツモムシ、コミズムシ、ヒル類、ヤンマ型ヤゴ、トンボ型ヤゴ、メダカ、ドジョウ、コバネイナゴ、ハネナガイナゴ、マダラバッタ、クルマバッタモドキなど。

コウノトリが高い空を旋回していました。このシーンが一番好きです。


田んぼの学校20120819 里山探検、昆虫、植物


田んぼの学校20120819 里山探検、昆虫、植物
晴れ、参加者約50人
猛暑、9時15分になっても参加者ゼロ、誰も来ないのかと思ったが、9時20分過ぎてから続々と参加者が到着。50名程度になりました。

猛暑の中、里山探検のコースは厳しいものがあるのだが、ほぼ全員が里山散策コース一周をクリアしました。小さな女の子が、すぐに泣き出して、スタッフがお母さんに引き返したほうが良いと勧めたのですが、みんなから脱落するのもいやだったようで、結局全工程をこなしました。他のお友達も気遣って励ましたり、セミの抜け殻を見て興味深々だったり、なかなか良かったように思います。

参加者の幼児化が進み、来年からは猛暑の中のハードなコースは見直す必要があるかもしれません。
観察された生き物、順不同、大雑把で抜けているものも多数と思いますが列記します。
ギンヤンマ、シオカラトンボ、キイトトンボ、ショウジョウトンボ、オオイトトンボ、ウスバキトンボ、
クルマバッタ、ショウリョウバッタ、ヒョウノセンフキバッタ(たぶん)、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、イナゴ類、
ニイニイゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミ、
ハラビロカマキリ、ヤママユ、
ジョロウグモ、トゲグモ、オオゴキブリ、カナブン、
サワガニ、
ニホンアマガエル、トノサマガエル、ニホンアカガエル、
アカゲラ、コウノトリ、
ニホンジカ

もともと良く見かけるところですが、ニホンジカも目視できました。
キノコが少ない。キノコではカワラタケとキヒダタケしか見つからなかった。
コナラのドングリはそこそこ実が付いていました。

サワガニの抱卵が見られたのが良かった。すでに稚蟹の形が出来上がっているのが分かります。

大鍋は、シイラと野菜。


大変暑かったです。


田んぼの学校20120715 小川で魚とり


田んぼの学校20120715 小川で魚とり
天気曇り 参加者約140人

暑い日になりましたが、沢山の参加者がありました。
港西学Pの参加もありました。

鎌谷川で川の生き物調査、

捕獲された生き物
アカザ、ドンコ、ヨシノボリ、カワムツ、ドジョウ、モツゴ、タモロコ、メダカ、ムギツク、カマツカ、イシガメ、スジエビ、ミナミヌマエビ、タイコウチ、ヒル、ヤゴ(コヤマトンボ、カワトンボ)、トノサマガエル、アマガエル、タニシ、カワニナ、
カワムツの稚魚がたくさん。

コウノトリも飛んでいました。
大鍋もおいしかったです。


ホタル観察会


2012年6月20日(水)コウノトリの郷公園内で豊岡市主催のホタル観察会が開催されました。コウノトリ市民研究所の上田代表が観察会の講師。
コウノトリ文化館ホールで、ホタルについて15分ほど勉強をしました。参加者は150名あまり。

8時過ぎに文化館前を出発。東公開の東屋まで、歩きながらホタルの観察をしました。

鎌谷川沿いにゲンジボタルが飛んでいます。数は例年より少なめ。

東公開湿地ではヘイケボタルの群れが見られました。


田んぼの学校20120617 田んぼでトンボやカエル、メダカ


天気 曇り時々晴れ
参加者 約230人 (うち中筋幼稚園関係45人、府中小学校関係96人)
天候が危ぶまれたが曇りで時々強い日差しになるという、田んぼの学校にはまずまずのお天気になりました。
団体参加が2グループあり、200人を超える人数になりました。

アカガエルのオタマは上陸終了。トノサマガエルを中心としたオタマジャクシが多数。シュレーゲルとニホンアマと思われるオタマに上陸直前のものが見られる。
ゲンゴロウ類は幼虫が多数見られるが成体は先月と比べ減少。
イトトンボ型ヤゴ多数。ヤンマ型ヤゴも今回は少し出た。
シオカラトンボ、キイトトンボ、オオイトトンボなどトンボ類成体もにぎやか。
イシガメも久しぶりに捕獲されました。

以下出現したリスト。
魚類:メダカ、 ドジョウ、ヨシノボリ類
甲殻類:ミナミヌマエビ
両生類:イモリ、トノサマガエル、アカガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、トノサマ・シュレーゲル・ニホンアマオタマ、シュレーゲルアオガエル卵塊
爬虫類:イシガメ
昆虫類:オオコオイムシ、コミズムシ、タイコウチ、マツモムシ、ガムシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、アメンボ類、トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、ヤンマ型ヤゴ、キイトトンボ、モートンイトトンボ、オオイトトンボ、シオカラトンボ、コヤマトンボ*、アメンボ類、カゲロウ類幼虫
その他:チスイヒル、エラミミズの仲間、ミズムシ
クモ類:スジブトハシリグモ、
*飛んでいたサナエトンボはコヤマトンボでよかったでしょうか。
大鍋はシカ肉の肉団子と地元野菜。久しぶりの300人鍋でした。


田んぼの学校20120520 田んぼでオタマ、タイコウチなど


田んぼの学校20120520 田んぼでオタマ、タイコウチなど
参加者約90名 天気晴れ
寒くもなく暑くもなく、ちょうど良いお天気でした。各地でイベントが沢山あり、あまり人が集まらないのではと思っておりましたが、90名もの参加者となりました。初めての方も沢山いらっしゃいました。田んぼの学校のような生き物系イベントに気軽に参加できるのが豊岡の良いところだと思います。

5月の田んぼビオトープ、印象としては低調に感じました。アカガエルのオタマは豪雪の影響か例年なら上陸しかけの個体が主流となる時期ですが、まだまだ足も出ていないのが多かったです。
ゲンゴロウ類は好調で、コシマゲンゴロウが多数出ました。ヒメゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウなどは出ませんでした。トンボ類も低調で捕獲されたのはシオヤトンボのみでした。ヤンマ型ヤゴも出なかった。
子どもたちはとても熱心で、一生懸命観察していました。


出現した生き物は以下の通りです。抜けているものがあったらご指摘ください。>参加者
魚類:メダカ、 ドジョウ
甲殻類:ミナミヌマエビ
両生類:トノサマガエル、アカガエルオタマ、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
昆虫類:オオコオイムシ、コミズムシ、タイコウチ、マツモムシ、ガムシ、ヒメガムシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、アメンボ類、シオヤトンボ、トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、ヒョウタンゴミムシの仲間
その他:ウマビル、
クモ類:スジブトハシリグモ、

コシマゲンゴロウ

シマゲンゴロウ

マツモムシ

オオコオイムシ  ちょうど孵化かが進んでいる個体。

スジブトハシリグモ 水の上を走ります。

トンボの羽化   ちょうど羽化しているのがいました。シオヤトンボかシオカラトンボだと思います。
お昼はハマチと地元野菜の大鍋を食べました。


ビオトープの整備


GW初日は、観光客も少なく郷公園内は落ち着いた雰囲気。萌黄の里山が美しく、キビタキの囀りが聞こえてきます。しばらくするとシュレーゲルアオガエルが一斉に合唱を始めます。
スタッフでビオトープの水管理のための力仕事を少しやりました。

水の中にはアカガエルのオタマがいっぱい。メダカやアメンボが泳いでいます。1時間ほど、爽やかな汗をかきました。
5月20日の田んぼの学校では、こどもたちの歓声が聞こえることでしょう。


田んぼの学校20120415 春の草を探す、食べる


田んぼの学校20120415 春の草を探す、食べる
参加者約60名 晴れ

暑くもなく寒くもなく、良いお天気で気持ちのいい田んぼの学校でした。
初めてこられた方も多く、たくさんの人数になりました。
やはり子どもたちの低年齢化は進み、主流は小学校前の子どもたちです。
今年は豪雪で冬が長く春が遅く、例年よりも10日程度植物の開花が遅れています。タンポポはほとんど咲いておらず、スミレもほんの一部しか咲いていません。シカの食害により、植物自体が花を咲かすことが出来ないというのも影響しているようで、残念ながら春の里山里地のお花がたくさん咲いているうららかな状況では有りませんでした。
これまでは毎年、法花寺の酒樽神社からさらに奥の在来タンポポを見に行ってましたが、距離が遠くてハードなため脱落者も多く、今年は手近にしました。

最初に芝生広場でコブシとタムシバの違いの勉強をしました。
次に、コウノトリ公開ゲージの少し奥で、サワオグルマの芽吹きを摘みました。
そこからは2班に分かれました。
大体小学生以上で元気な子は郷公園内の里山コース、小さな子やベビーカーの子は祥雲寺内の田んぼコースに分かれました。どちらも25人程度づつになりました。

里山コースでは、タチツボスミレはけっこう咲いていました。シカの食害のため、下層植生は悲惨で、ショウジョウバカマなどは見られませんでした。
野鳥も観察できました。キビタキ、センダイムシクイ、コサメビタキ、(以上、夏鳥)、メジロ、ホオジロ、イカル、ツグミ。

田んぼコースでは、ヨモギ、ヨメナ、ドクダミなどを摘みました。セイヨウタンポポがわずかに咲いていました。ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、タネツケバナが咲いていました。これらはシカよけの網柵のしてある畑ではたくさん咲いていましたが、柵の外ではシカに食べられているようで、明らかに食害の影響が出ていました。イノシシが耕運機で耕したように掘り起こしている田んぼもありました。シカの糞も沢山。

柵の内側は花がいっぱい。
でも、みんな春の里地を楽しんでいました。溝に一人は待ってずぶぬれになった子もいました。

コウノトリ文化館の横に戻ってくると、水路の生き物調査をする子がたくさんいました。
田んぼや水路の生き物調査が大好きな常連の子がたくさんいます。どうしても網を入れたくなるようです。

お昼はブリと地元野菜の大鍋と、みんなで積んだ野草の天ぷらをしました。大好評でした。
いつも美味しいですが、今回はブリの出汁の鍋と野菜やそうの天ぷらとが絶妙にマッチしていました。

サワオグルマ

芝生広場で楽しく食べました。
とてものんびり楽しい田んぼの学校でした。


田んぼの学校20120318 自然を食べる会、ソバ打ちなど


参加者 約34名 天候曇り
そばうちは根強い人気がある。ことにも参加者は30人を越えた。これ以上になると人が多すぎて困るが、今年も何とかよい人数になった。

友田主任研究員がそばうち指導。今年はそばの不作も影響し地元産そば粉が手に入らなかったのでやむなく北海道産を使った。強力粉は使わずにそば粉100%につなぎはヤマノイモ。


そば切りに新兵器を使用。これは正式導入すべきですね。
いつもうどんやきしめんの様なそばが出来てしまいましたが、今年はそんなことは有りませんでした。

鳴海理事の、そばの湯がきや洗いも年々段取りが良くなっている。
ユキノシタの天ぷら、かきあげ、そばのから揚げ、スイーツに団子もしました。
薬味のねぎは岩津ねぎ。やはり柔らかくておいしい。

今年も美味しくできました。

食後は、文化館横の水路でアカガエルの卵調査をする子もいました。ミナミヌマエビやアメリカザリガニ、ヤンマ型ヤゴ、ミズムシなども確認されました。


田んぼの学校20120219 冬の田んぼ、アカガエル調査


田んぼの学校20120219 冬の田んぼ、アカガエル調査
晴れ時々雪 
参加者8名(スタッフのみ)
豪雪の豊岡。28年ぶりの1m積雪。
コウノトリの郷公園は1.5mほど積もっている。田んぼの学校が一日前の18日土曜日なら、スタッフの多くもたどり着けなかっただろう。田んぼの学校始まって以来、一般参加者が無かった。これまで、雨の日も雪の日も、必ず人家族は参加者があったが、今回はとうとう参加者が無かった。それだけすごい雪だということだろう。普通なら自宅周辺の雪かきで外出どころではない。
(なのにスタッフが8名も来ているのだが、、、)

雪に埋もれたコウノトリ文化館

みんな雪の中
さすがにアカガエルの卵塊調査は断念した。田んぼは雪に覆われているし、スノーシューがなければそこまでたどり着けない。昨年もかなりの雪だったが、かろうじて卵塊を発見できた。しかし今年は確認することが出来ない。この大雪だから、カエルも出て来れないし、生みつける水辺までたどり着けないのではないかと思うが本当のところは分からない。
調査は無理なので、私が今回導入したスノーシューをみんなで順番にはいて、その威力を確認したり、雪の中を歩き回ったり、埋もれた室外機を掘り出してエアコンを稼動させたり、早めにシシ鍋を食べたりし、鍋を片付けて雪を落とす場所を確保してから、市民研倉庫事務所の雪下ろしをすることにした。

屋根に上るのは簡単だ。すでにほとんど屋根まで雪が届いているからだ。
2月9日までの大雪で70センチほど積もっているその上に今回の新雪が70センチほど積もっている。上層は柔らかく新鮮な雪、下層はすでに粗目になっている。はっきりとした2層になっており、表層雪崩が起きる仕組みがよく分かる。



みんなで雪かき、面積がそれほど大きくないから速やかに終了。
空を見上げるとクマタカが飛んでいました。


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