コウノトリ野鳥観察会9月度(実施報告)

テーマ:湿地の水鳥を見に行こう(サギ・シギ・チドリ)
日時:2016年9月4日(日)13:00〜16:00
天気:晴れ
参加者:6名
講師:高橋、宮村(コウノトリ湿地ネット)

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9月度のコウノトリ野鳥観察会は、盆地内の湿地を巡ることにしました。台風12号の接近が気がかりでしたが、北上の速度をゆるめたおかげで晴天のもとで実施できました。

学習室での30分ほどのレクチャーのあと、出石川の小坂橋の上から観察スタート。水位が下がって川底が出ていました。カワウ、ダイサギ、アオサギをチェック。

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コウノトリは、堤内の小坂小学校周辺に4羽を確認しました。田んぼでは稲刈りが進んでいます。

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北に移動しながら、主な観察ポイントを案内します。今回は、講師にコウノトリ湿地ネットの宮村さんが来てくれたので、とくに湿地管理についての有益なお話しを聴かせて頂けました。写真は立野大橋上流での観察風景。

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野上堤外を経て、最後はハチゴロウの戸島湿地。宮村さんの活動拠点でもあり、熱のこもった説明をしていただけました。

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ヨシ刈りが行われ管理された湿地の風景は、鳥がいなくても和みます。タイミングよく、一羽のコウノトリが南から飛んできて、湿地上空を越えてゆきました。

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野鳥観察小屋に入り、これから冬にかけて、このサイトの利用を参加者にお薦めし、最後に短いまとめをして解散しました。

今回2回めの参加となった野鳥少年には、シギ・チドリに出会えなくて物足りなかったかも知れません。最近、コウノトリがよく飛来する綾部から2名の参加があり、コウノトリ湿地ネットとの新たなコネクションができたことも、今回の観察会の成果のひとつでした。

今回案内した観察ポイントは、これからの季節の野鳥の重要な生息地です。シギやチドリは今回観察できませんでしたが、みなさんの今後の野鳥観察の大きなヒントとなれば幸いです。