クリタケ


クリタケ (ハラタケ目 モエギタケ、クリタケ属 Naematoloma sublateritium (Fr.)Karst.)栗茸
秋から初冬に広葉樹の倒木、切り株、土中の埋もれ木から群生。カサは茶褐色でクリの色のイメージに近いものが多い、名前の語源であろう。若いカサは繊維状の薄皮をほろほろとまとっているのも特徴だと思う。キノコらしい形。ツバ、ツボはない。

歯ごたえ良好味温和。市販のブナシメジのイメージにちかいと思う。あたればごっそり大量収穫できるのが良い。鍋でも油を使った料理でも用途は広い優良菌。
近年は、毒成分を含んでいるので毒菌に分類されている本もあるが、古くから食用とされている。
間違いやすい毒菌としてはニガクリタケがある。ただ、ニガクリタケは色合いがレモン色っぽいのとやや小さめで、噛めば苦いので見分けるのは難しくない。
秋のブナ林では、クリタケ、ナメコ、ムキタケの3種が主たるねらい目になるのでしょうか。
2011年11月23日 兎和野高原