稲葉 一明 一覧

田んぼの学校20130519 田んぼでオタマやタイコウチなど


田んぼの学校20130519 田んぼでオタマやタイコウチなど
天気 曇り・小雨
参加者約60人
天候はいまいちだったが、たくさんの家族が来られました。
ちゃんと雨具も持ってきていて、やる気満々。

今年は、アカガエルの成長がやや遅のか、まだ上陸は見られませんでしたが、田んぼビオトープは生き物で一杯でした。
確認できた主な生き物
ニホンアカガエルオタマ、トノサマガエルオタマ、イモリ、
ドジョウ、メダカ、
クロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ヒメガムシ
タイコウチ、オオコオイムシ、
トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ
抜けているの、他にもあったと思います。どなたかフォローしてください。

気温はそこそこ高かったので、雨が降ってもみんな平気でした。
テレビ取材もありました。

お昼は、シカイノシシ鍋、かにご飯のおにぎり。


4月の山菜

今日は4月23日、山菜シーズン真っ只中である。
すでに平地では時期遅れもあるが、標高が高くなればまだまだこれから。
ほんの一部であるがざっと紹介する。
まずはウコギ科の御三家
コシアブラ

タカノツメ

タラ


どれも美味しい。
さっと茹でたコシアブラとタカノツメ、お好みのドレッシングでどうぞ。
右がタカノツメで、左の方がコシアブラ

焼きタラノメ、天ぷらもおいしいが、茹でや焼きの方が素材の味がストレートで美味しいと思う。

次は、コゴミ。ちょっと遅いが高地ならまだまだいける。

クレソン、外来種だが各地に定着。買うとバカみたいに高い。

添え物に使われるが、おひたしがとても美味しい。

クズの芽、から揚げが美味しい。毛はまったく気にならない。

ユキノシタ。その辺にあるところには大量にある。

ヨモギ、ヨモギもちはもちろん、味が強いので天ぷらでどうぞ。

サワオグルマ、ちょっと通なところで。これも天ぷらで。

他にも、カラスノエンドウ、アケビツル、カキの新葉、ミツバ、アサツキ、ノビル、、、、春は美味しいものがたくさんありますね。


田んぼの学校20130421 スミレ探し、春の草を食べる


田んぼの学校20130421 スミレ探し、春の草を食べる
参加者27人 雨
悪天候で降ったりやんだり、非常に低温で神鍋では降雪。この時期では珍しい。
にもかかわらず、7家族の参加がありました。
菅村副代表理事の説明で、里山の話、人の関与と生物多様性の話、新緑の里山を見ながら、アカマツの衰退、孟宗竹の繁茂、シカの食害による下層植生の崩壊など。

今の時期、山に咲いている桜はカスミザクラ。

人里にしか生えないヒメスミレは郷公園にたくさん開花しています。ニョイスミレもありました。
スミレの種子をアリが運び広がっていくこと。アスファルトや構造物も平気なヒメスミレ。
食べられる野草として、ヨモギ、ノアザミ、ヨメナ、ワラビ、セリなど観察しました。
食べる会では、タラノメ、サワオグルマ、ユキノシタ、ハナウド、アケビなどを天ぷらで食べました。
ノアザミは少し棘が気になりました。

ユキノシタ

ハナウド、ゴヨウアケビなど

タラノメ

サワオグルマ

タラノメ採りごろ

山菜の天ぷらと大鍋
鍋はイノシシと地物野菜。
あいにくのお天気で寒かったですが、人数もちょうど良い感じで楽しい観察会になりました。


田んぼの学校20130317自然を食べる会、ソバ打ちなど


田んぼの学校 20130317自然を食べる会、ソバ打ちなど
参加者 約50人 晴れ
暖かい春の日、多くの参加者がありました。

今年も友田主任研究員の講師で、そばうちをしました。
豊岡産のそば粉。昨年試験的に使ってみたそば切り機が良かったので、正式に導入しました。


豊岡産の団子の粉で、団子も作りました。
<br
但馬産自給率の高い自然を食べる会です。

人数が多かったので、途中25人ほどは田んぼビオトープのミニ観察会に行きました。

アカガエルの卵は既に孵化しているものもありました。

サワオグルマが出ていたので、少し摘んで、天ぷらにしました。

湯がきはお手のもの。

手打ちそば、山菜やカニの天ぷら、黄な粉とあんこの団子、

そば粉4キロと団子の粉1キロはあっという間に食い尽くされました。

解散後も多くの参加者は郷公園で遊んでいました。
年々増える傾向にあるそばうち会。
30人くらいがちょうど良いのだけど、それ以上では手狭。来年からは少しやり方を考えないといけないなあ、、、
魚眼写真は高橋理事。


田んぼの学校20130217 冬の田んぼ、アカガエル調査


参加者約28名 天気 曇り 少し雪
たいへん寒い日でしたが、結構な人数になりました。
さすがこの時期の参加者は熱心です。

雪がちらつくなか、田んぼビオトープで生き物調査。
昨年、一昨年と大雪でまともな調査ができませんでしたが、今年は久しぶりに真冬の田んぼを観察できました。
子供達もお母さん達もたいへん熱心でした。

アカガエルの卵塊は20程度数えることができました。
観察された生き物
メダカ、
マルガタゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、マツモムシ、コミズムシ、ユスリカ幼虫、トビゲラ仲間幼虫、
トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、
ミズムシ

真冬なので、マツモムシの動きが鈍い、普通はひっくり返って泳いでいるのだが、低温の仮死状態のため表向いて浮かんだまま動かないのがいて、表向きの写真が簡単に撮影できました。

寒いので、一時間ほどで終了して大鍋を食べました。地元野菜と日本海の魚のつみれ。美味しかったです。
余談ですが。観光の人もたくさん集まってきました。篠山から来た人と楽しくお話しました。


ムネアカオオアリ


ムネアカオオアリ  ハチ目アリ科オオアリ属
Camponotus obscuripes
胸赤大蟻

森林内で地面や樹幹を観察すると、いろいろなアリがいることに気づく。大きいのや小さいの、いろいろいる。中でも大きくてスマートで赤い存在感のあるやつがいる。

ムネアカオオアリ。クロオオアリと並んで日本最大級のアリで。胸部と腹部の一部が赤褐色なのでよく目立つ。スマートで、胸部がシュッとしていて格好が良い。あごも立派で、目もかわいい。働きアリの体長は1センチを超える。

 このアリの巣は土中ではなく枯れ木に作られる。朽木にアリが営巣することは良くあると思うが、このムネアカオオアリはシロアリのように乾燥した木材にも穴を開け、住宅にも被害を発生させることが報告されている。
 ムネアカオオアリの天敵にトゲアリというのがいる。トゲアリの新女王アリがムネアカオオアリの巣に侵入して、そこの女王を殺して居座り、トゲアリの働きアリに自分の子どもを育てさせ、やがてムネアカオオアリは死滅してしまう。
 そういうこともあってか、ムネアカオオアリとトゲアリが同時に観察できる場合が多いように思う。

 ムネアカオオアリは、飼育しやすく、大きくて観察もしやすいので人気があり、生体つきの飼育セットが販売されていたりする。
 但馬では珍しい種ではない。


モエギザトウムシ


モエギザトウムシ 節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目マザトウムシ科カワザトウムシ亜科
(Leiobunum japonicum)
萌黄座頭虫

モエギザトウムシ、比較的小型のザトウムシで、豆粒のような胴体。体長は3~4mm程度。歩脚はザトウムシの中でも相対的に長い。人手のはいった雑木林や林縁などに多い種で、但馬の里山ではもっとも普通に見られる種だと思う。

6月ごろ小さな幼体が見られ、8月上旬ぐらいから成体になる。同時に複数個体を見かけることが多い。本種は通常,背に棘はないが,まれに棘がある。

「モエギ」とは、おそらく「萌黄」つまり、「新緑の明るい緑色」から来ている。実際は爽やかな新緑の色とはかなり違う場合が多い。黄土~深緑、黒褐色のメタリックな感じの背中の色が特徴といえよう。小さくて分かりにくいが、見方によるとなかなか美しい。

歩脚の関節の近くの色が白っぽいので、胴体と共にこの脚の模様も結構目立つ。

モエギザトウムシ。小さなメタリックな胴体を長い脚で支え、体を揺らせ、SF的に森の地面や樹幹を闊歩している。主として肉食、虫の死骸などを食べるらしい。


田んぼの学校20121216 木の実や蔓や木切れで工作


参加者 約50人 天気 曇り
先週の土日は雪が降りましたが、今日はまずまずの天候でした。
衆議院選挙の日ですが、結構な参加者となりました。

アケビ、フジ、などの蔓をベースに、スギやヒノキ、まつぼっくり、ドングリ、ソヨゴやガマズミ、ナンテンなどの赤い実などでネイチャークラフト。

クリスマス前なので、毎年熱心な参加者。子どもたちも一生懸命です。

すてきなリースができたかな。

大鍋は、和田山町弥生が丘で捕獲されたシカ、香美町村岡区の天然ナメコ、地元の野菜。
とても美味しかった。
(写真:高橋理事撮影)


アカサビザトウムシ


アカサビザトウムシ 節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目カワザトウムシ科フシザトウムシ亜科
(Gagrellula ferruginea (Loman,1902))
赤錆座頭虫

 森林生活者であるザトウムシ。移動能力が乏しいので、同一種でも地域的な分化が著しいグループである。

鳥取大学の鶴崎先生の資料では、但馬は地理的分化の集中度が非常に高い地域となっている。今回のアカサビザトウムシは、染色体数が2n=14~20まで多様に分化している。

 アカサビザトウムシ、体長4~6mm程度。背中に一本の棘が生えている。卵越冬で、成体は7月~10月まで見られる。
ザトウムシを見かけたら、背中に棘があるかどうかを見てほしい。なかなかカッコいい。

但馬地域で棘を持っているザトウムシは3種類確認されている。その場所が海岸部であればヒトハリザトウムシ、比較的大きく黒ければオオナガザトウムシ、そうでなければアカサビザトウムシということになる。

撮影場所:豊岡市妙楽寺、豊岡市日高町阿瀬渓谷


田んぼの学校20121118 里山で落ち葉集め


曇り 参加者20人
昨日は雨、今日は何とか時々日差しも入る。各地でいろんなイベントがあり、どうも参加者は少ないようだ。9時半を過ぎてから、3家族、9名がやってきた。スタッフ入れて、約20人。のんびり遊ぶにはちょうど良い人数。
焚き火をして、火遊び、焼き芋、カキ収穫、大鍋食べて。落ち葉集めはあまりせず。

食料局長推薦の鳴門金時をぬらした新聞紙で包み、さらにアルミホイルでくるんで、焚き火に放り込む。

ホクホクの焼き芋。

高枝鋏と炭焼きの道具でカキのみ収穫。

今年はあまり実っていないが、20人なら十分な収穫量。

焚き火で火遊びは子どもたちが夢中。焚き火はいいですね。

大鍋はカニと地元野菜。毎度のこと美味しかったです。100人鍋なのに20人ほどだから当然大量に余る。観光客の方にも沢山食べてもらいました。


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