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4月から豊岡市立コウノトリ文化館の指定管理を開始しました
更新日:2015年04月10日 (Fri)


4月から豊岡市立コウノトリ文化館を指定管理します

2015年4月1日より、豊岡市立コウノトリ文化館はNPO法人コウノトリ市民研究所が指定管理することになりまし た。スタッフもすべて市民研究所の職員になります。業務内容は今までと基本的には変わりませんが、コウノトリの野生復帰を含め、人と自然が共生する地域づ くりに関する普及啓発、様々な訪問者への対応をおこないます。また、NPOの特長を活かし、設立当初の設置条例に従い博物館機能を強化します。

文化館内および周辺での環境学習・自然体験プログラム、市民対象の自然観察講座、市民研究発表会など、これまでにないアクティビティを提案しながら、いっしょに学び、いっしょに楽しんでゆきたいと思っています。

指定管理に合わせて、ホームページもまったく新しく生まれ変わりました。新鮮な情報をリアルタイムに発信してゆきますので、どうぞご期待ください。田んぼの学校の記録など、コウノトリ市民研究所のコンテンツの多くは、今後、コウノトリ文化館のホームページに掲載しますのでチェックして下さい。
豊岡市立コウノトリ文化館のホームページはこちら

豊岡市立コウノトリ文化館 館長
NPO法人コウノトリ市民研究所 代表理事 上田尚志




モウソウチク;悩ましい竹林の拡大


 竹林が大変である。どんどん広がっていて手に負えない。

 竹といってもいろいろ種類がある。ここでいう竹は、主にモウソウチクである。モウソウチクは1700年代中頃に中国から持ち込まれた。以来大切に栽培され、タケノコが食用されるだけでなく、加工されて工芸品になったり、防災の役割を果たしたりもしてきた。

 ところが最近では全く管理されずにほったらかしにされている。管理の有無は、竹林に近づいてみれば一目瞭然である。大雑把にいうと傘をさして中を歩けなければ管理失格である。近くの竹藪で確かめてみてほしい。傘がさせず、細い竹が多かったり、竹が枯れていたり、折れていたら管理が放棄されてから久しい。

 1990年頃から異常なほどの竹林の拡大が報告されるようになった。人が利用しやすい丘陵の脚部や斜面の下部にだけあった竹林が中腹から尾根まで広がり、山全体が竹林で覆われているような場所さえ見られるようになってきている。

 ではどうすればいいのか。簡単なことである。伐ればいい。しかし、いうはたやすいが、竹林の管理は非常に大変である。

 モウソウチクは、地下茎で広がっていくが、その速さは1年に2mほどだといわれている。竹林から30mほど離れた場所でもタケノコが出ることがあり、その広がる力は強力である。個人の抵抗ではなかなか勝てない。

 かつて勤務していた小学校には広い学校林があり、そこに竹がたくさん生えていた。その竹に挑んだことがある。竹の数があまりに多いので伐るのはあきらめた。タケノコの時期にやっつけて増加だけは止めようと思った。まずはタケノコ掘り。300人以上の児童が全員持ち帰った。残りは堅くなる前に自然科学クラブの子どもたちと蹴飛ばした。そんなことを何年かしてみたが、現状維持も難しかった。再挑戦を考えている今日この頃である。



 ここは、雑木林の中にモウソウチクが侵入している。大木は、竹の上につきだしている。だから枯れることはまずない。しかし、竹よりも低い木は近い将来枯死する。



 植林の中にモウソウチクが入っている。背が高いものは残るが、低いものは枯れてしまう。下の写真の茶色の幹は、枯死した植林の木だと思われる。




 竹炭などいろいろな試みがされているが、決め手に欠けている。
 
 地上部の全てを伐っても、1年で枯死することはない。翌年には、細い竹が出てくる。モウソウチクとは全く別物のように見えるが、生き残っている地下茎から出てきたモウソウチクである。これを放置しておくと翌年くらいにはそれらしい太さのタケが出てくる。そうなると元に戻るのは近い。数年間刈り続けるとさすがのモウソウチクも枯れる。

| 連載コラム::ながぐつ観察記(毎日新聞) | comments (0) | trackback (0) |
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