[132] ビオトープ水田にコウノトリが降りた! 
2002/12/2 (月) 17:55:13 高橋 信
11月27日、コウノトリ市民研究所で管理しているビオトープ水田に、野生コウノトリが初めて降りました。
約1時間半にわたり餌を食べたということです。3日後の11月30日、約12分という短い時間でしたが、ビオトープ水田でしきりに餌をとる姿を観察できました。

この発言をベースに、感想や意見などを繋いでゆきましょう。


[133] Re:ビオトープ水田にコウノトリが降りた! 
2002/12/2 (月) 22:07:38 稲葉一明
▼ 高橋 信さん
コウノピアの人と話した結果の推測なんですが、27日は悪天候で風も強く、円山川まで出かける気にならなかったのでしょうか。
また、コウノピア横の飼育コウノトリもみんなうずくまっていて、野性君が近づいてもクラッタリングで威嚇もしなかったか、あるいは威嚇しても野性君の脅威にならなかったのではないか。
そんなこんなで、いつも目をつけていたビオトープ水田にようやく舞い降りたのではないか。

そして、重要なのは30日に再度降りたことですね。


[134] Re2:ビオトープ水田にコウノトリが降りた! 
2002/12/2 (月) 23:43:03 高橋 信URL
▼ 稲葉一明さん

> そして、重要なのは30日に再度降りたことですね。

27日にどういう進路で入ったのか知りませんが、30日は三江小方面から東進し、駐車場を越えた一般水田に降りました。つまり、コウノピアの飼育種の威嚇を受けずに進入できたのではないか。そんな状況だったと想像します。

12分間の採餌の後、一旦野生化ゾーンに戻った後の出来事も、非常に印象に残るものでした。駐車場から歩いて文化館に向かう途中で東の田んぼを見ると、再び野生君が降りてました。アイガモ田の向こうの田んぼだったように思います。すぐに飛び立って、何を思ったのかまっしぐらに文化館の上を超低空で旋回しました。かなりのギャラリーが道端でその光景を見上げていました。その後の話はすでに書いた通りです。この一連の行動は文化館の佐田さんがしっかりビデオに残していますのでまたご覧になってください。


[141] 野生君に釣られて飼育君も。 
2002/12/5 (木) 16:58:07 稲葉一明
本日午前、野生コウノトリに釣られて、飼育コウノトリが飛び立ちビオトープ水田にコウノトリが2羽という光景だったそうです。
現場はえらい騒ぎ?だったそうです。新聞各社、市長まで来たとか。
その舞台がビオトープ水田だった。野生君が舞い降りたのは今日で5回目。完全にお気に入りの場所になったようです。
ただ、気がかりなのは、飼育コウノトリがその後捕獲されたのですが、それを野生君が見ていたそうです。
危険な場所と思い近寄らなくなるという可能性がないでもありませんが、今後の様子に注目です。


[145] Re:野生君に釣られて飼育君も。 
2003/2/5 (水) 22:34:00 稲葉一明
人口巣搭が立ってから?全然ビオトープに来ないようでしたが、1月20日に降りていたようです。
最近は魚道の工事をしているから?来てないみたいです。



[146] 最近の行動 
2003/2/6 (木) 19:18:41 高橋 信
▼ 稲葉一明さん

> 最近は魚道の工事をしているから?来てないみたいです。

あの巣塔は落ちつかないのかな。文化館の飼育種の威嚇を受ける場所ですし。
最近は野上の保護増殖センターに彼女でも出来たのかな? あっち方面に熱心に通っている様子ですね。玄武洞のそばの浅瀬にも下りてるとか。あそこは、サギやらカワウやらもよくいる場所です。
ひのそ島の工事は気にならないのかな。


[135] 餌を採るときの姿勢 
2002/12/3 (火) 00:04:19 高橋 信URL
かなり深くくちばしを突っ込んで餌を探していました。
撮影したショットをサーチしてみましたが、餌をくわえたものは一枚もありませんでして、たまたまよう撮らなかったのか、あるいは餌を探しただけで獲物にはありついていない可能性もあるかな?


[136] 離陸寸前 
2002/12/3 (火) 00:07:57 高橋 信URL
ビオトープ田から離陸する直前です。


[137] 細枝での止まり方 
2002/12/3 (火) 00:08:57 高橋 信URL
ML-storkでの三橋さんのコメントに対する画像です。

脚の部分のみトリミングして画像処理しました。明かに枝は掴んでいません。


[138] Re:細枝での止まり方 
2002/12/4 (水) 18:46:04 小島正澄
確かに枝はつかんでいませんね。よく分かる写真ですので、極めて貴重な写真だと思います。また、最初に感じたのは、これだけ細い枝に、あの大型のコウノトリが乗ってよく折れないなあ、ということです。



[139] Re2:細枝での止まり方 
2002/12/4 (水) 19:11:13 高橋 信
▼ 小島正澄さん

> あの大型のコウノトリが乗ってよく折れないなあ、ということです。

郷公園のHPで調べたら、体重は4〜5Kgと書いてありました。あの体格にしてはあっけないほどに軽いですよね。

「フワっと握り」というのは、止まった細い枝を折らないための工夫なのかも知れません。ぐっと掴んでいれば、5Kgのモーメントが掛かればすぐに折れるでしょう。

今回の観察では、左足の下に右斜めに伸びている枝を折ってくちばしに咥えました。足で折って口まで持って行ったのか、くちばしで直接折ったのか、写真には記録に残っていません。文化館の佐田さん撮影のビデオの映像に残っているかな?


[140] Re3:細枝での止まり方 
2002/12/5 (木) 12:33:51 小島正澄
▼ 高橋 信さん

そうですか。体重は4〜5Kgですか。鳥の骨は空を飛ぶために軽量化されているということですが、本当に軽いのですね。抱き上げた感じは松島さんにでも聞かないと分かりませんね。
それと、クラッタリングをする一見頑丈そうな嘴も軽くて強い構造なんでしょうか?


[142] クラッタリング 
2002/12/10 (火) 19:59:49 高橋 信
▼ 小島正澄さん

> それと、クラッタリングをする一見頑丈そうな嘴も軽くて強い構造なんでしょうか?

どうなんでしょう? 今度松島さんにでもお尋ねになれば回答が得られるでしょう。

クラッタリングの周期は結構早いですよね。1秒間に何回打っているのかな。10回ほど?
あれだけ大きな音が出るのですから、くちばしの構造に何か秘密があるのでしょう。管楽器のように音が共鳴する空間があるのでしょうし、音質からしてくちばしはかなり固そうな気がしますね。
郷公園からのコメントが貰えると嬉しいです。


[143] Re:餌を採るときの姿勢 
2002/12/16 (月) 23:54:48 稲葉一明
▼ 高橋 信さん

ドジョウは泥の中に潜っているだろうから、このぐらい突っ込んで探すのでしょう。
ドジョウ、タモロコを食べているのが確認されたそうですね。ビオトープ成功だな。


[144] Re2:餌を採るときの姿勢 
2002/12/17 (火) 19:06:17 高橋 信
▼ 稲葉一明さん

> ドジョウは泥の中に潜っているだろうから、このぐらい突っ込んで探すのでしょう。

水鳥の採餌シーンを観察していますと、あたりまえのことでしょうが、場所や採る餌の種類によってくちばしの突っ込み具合が違いますね。
コウノトリの太くて長いくちばしは、ひとつは声の代りをする器官として、餌を採るためのピッケルのような力強さも備えています。深い泥地での採餌に適応した造形になっているのですね。

さて、これからの積雪シーズン、田んぼビオトープ常駐という姿が見られるのか、はたまた六方田んぼの潅水田を見つけて通うのか、興味が尽きない八五郎(馴染まん名前だなあ^^;)君の越冬ですね。

INCM/CMT
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